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サクラの育て方 4月

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4月5日のサクラ


4月になっても、まだまだサクラの花を楽しめます。
涼しい地域であれば、お花見が楽しめます。

それでも、遅咲き品種のサクラも4月中には花を散らし、
サクラの花の季節が終わります。

花が終わったら、次は来年の花に向けての準備が始まります。


[サクラの育て方 4月]


■基本の栽培管理

・サクラの状態
開花中のものもありますが、だいたいは4月中に開花済みとなります。
花が散ったら、今度は新芽が伸びて葉が展開し始めます。

葉が伸び始めると、今度は病害虫の心配が増えるので、見逃さないようにします。

・水やり
地植えにしている株は、よほど乾いた場合を除いては、降雨だけで問題ありません。
雨が長らく降らず、土があまりに乾いていると感じたら水を与えるようにします。

鉢植えの場合は、地植えよりも土が乾きやすいので注意します。
新芽が出る時期は、意外と水分を欲しがるので、土の表面が乾いたら水を与えます。

ただし、過湿になると病気の原因や突然枯れる原因となるので、
必ず土の表面が乾いてから水を与えるようにします。

・追肥
花が咲き終わったら、お礼肥を与えるのを忘れないようにしましょう。
地植えも鉢植えも、花の後のお礼肥を与えますが、
それぞれに与える肥料の形状や量が違いますので、
3月の追肥を参考にしてください。

・病害虫の予防
日当たりの悪い場所や、風通しの悪い場所では、
新芽の柔らかい葉にアブラムシがつくことがあります。

鉢植えで背丈が低い場合は、アブラムシの数が少ないうちに、
粘着テープで捕殺するか、ストレート水流で洗い流すようにすると防除できます。

あるいはオルトラン粒剤などを株元にぱらぱらとまいておくのもお勧めです。
地植えにしているものや、数が多い場合は、
スプレー式の殺虫剤を散布することで駆除できます。

新芽が大きくなり、葉が開く時期になってくると、
次はオビカレハという蛾の仲間の幼虫が発生します。

オビカレハの幼虫は、枝分かれしているところに、
クモの巣のような幕を張り、その中で生活します。

発生して初期の頃は、この幕の中に幼虫がほとんど集まっているので、
早いうちに幕ごと取り除いて処分しておきます。


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4月は毛虫類がつきやすい季節です


■その他の作業

・花後の剪定
基本的な剪定は落葉期に行いますが、
花の咲く位置の調整や、株をコンパクトにする剪定を花後に行えます。

特に鉢植えで育てている場合は、省スペースで育てられるのでお勧めです。

ヤエザクラやシダレザクラなどは、花が咲いた後の枝をそのままにしておくと、
年々花の咲く位置が先端に移動してしまいます。

先端にだけ花が咲くと、枝の付け根から中ほどくらいまでは花がつかず、
開花した時の見た目が寂しくなってしまいます。

花が終わったら、枝の長さを半分くらいに切り詰めると、間延びせずに済みます。

それ以外の品種のサクラも、同じように枝の先端に花芽がつくようになります。
開花する位置を、できるだけ幹に近くして、
見た目のバランスを良くするために、花後の剪定を行います。

ヤエザクラとシダレザクラ以外の品種に関しては、
枝の付け根から2芽~3芽ほどを残して剪定します。

切ったところから枝が発生し、その先で花を咲かせるので、
放っておくよりコンパクトに仕立てることができます。

■サクラの育て方 4月のポイント
1.土の乾燥と過湿に注意する
2.花後のお礼肥を忘れずに与えます
3.花後の剪定を行うとコンパクトな樹形になります 

■参考
・サクラの育て方|品種と植え場所をよく選びます
・サクラを小さく育てるコツ
・シダレザクラの育て方|生長期の剪定はせずに栽培
・シダレザクラの剪定 図解
・サクラ育て方 12ヶ月
・サクラ 花が咲かない
・ヤマザクラ 育て方のコツ
・啓翁桜の育て方
・サクラ 盆栽の育て方
・サクラ 肥料は?
・サクラ ベランダの育て方