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インパチェンスの育て方 挿し芽で簡単に増やせる

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インパチェンス、バラのように豪華な八重咲き


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インパチェンス、こぼれダネから次々に増える


インパチェンス(sultan snapweed、学名:Impatiens wallerianaは)、
ツリフネソウ科ツリフネソウ属、
アフリカが原産地の草花です。

別名アフリカホウセンカとも呼ばれています。
インパチエンスと記することもあります。
花言葉は、「豊かさ」「私に触れないで」などがあります。


主な種類
・アフリカホウセンカ
コンテナガーデンに適しています。
・ニューギニアインパチェンス
株が大きく、大輪の花を咲かせます。
鉢植え向けです。

ホウセンカのように、タネがはじけて、
こぼれタネからもどんどん増えます。
赤、オレンジ、ピンク、白や絞りなど、
鮮やかな花色があり、八重咲きもあります。

インパチェンスは、大型コンテナの寄せ植えや、
ウォールバスケット、ハンギングバスケットなど、
場所を選ばず気軽に楽しめます。

ひきつけられる色彩、咲き誇る奔放さに、
元気づけられるでしょう。

タネまきは4月~6月で、5月~10月頃まで、
長く花が咲き続けます


インパチェンス育て方 栽培方法

・タネまき
4月~6月に行います。
発芽するのに20℃が適温です。

平鉢にタネまき用の培土を入れて、ばらまきします。
土はかけずに、明るい日陰に置き、
底面吸水で土を湿らせ、
タネが流れないように管理します。

・植え替え
本葉4~5枚が植え替えのタイミングです。
3号ポットを用意し、草花用培養土と
緩効性化学肥料を混ぜたものに植えます。

・置き場所
インパチェンスは、強い日差しが苦手です。
半日蔭で、風通しがよい場所で育てましょう。

真夏はベランダの照り返しで、
株が弱ることもあります。
すのこで日陰をつくってあげたり、
打ち水をしたりするのもよいでしょう。

・ピンチ
わき芽を増やし、株を大きくするために、
新芽が8~10cm伸びたころ、摘心します。
花の数が増え、見た目もおしゃれになります。

・定植
5~7月頃が定植の適期です。
ポットの根がたくさんになったら定植です。
鉢植えは4.5~5号鉢がよいでしょう。
プランターには、15~20cm間隔にします。
いずれも、水はけのよい新しい土に植えます。

・水やり
インパチェンスは乾燥に弱いです。
底からあふれるくらい、たっぷりと与えます。
梅雨の時期は、根腐れに気を配りながら、
鉢を軒下などに移動してあげます。
盛夏には、朝夕の涼しい時間帯がよいでしょう。

・肥料
元肥として、用土に緩効性の化学肥料を混ぜます。
月に1度、緩効性の化学肥料を置き肥をしましょう。
肥料は少なめで、だいじょうぶです。

・増やし方
さし芽で簡単に増やすことができます。
切り戻した茎を挿すのもよいでしょう。

5~9月頃がよく、芽があるものを、
先端から5~6cmくらい切り取り、
下の葉を取り除きます。
新芽を水につけておいても根が出ます。

30分くらい水揚げしたあと、
鹿沼土かや赤玉土に挿します。
およそ10~14日で発根しますので、
3号ポットに植え替えます。
ポットに十分に根がはってきてから、
定植するのがよいでしょう。

・冬越し
インパチェンスの花を来年も咲かせたい場合は、
置き場所を工夫します。
夏は強い日差しをさけて、風通しのよい場所に
置くのがよいでしょう。
花が終わったら、切り戻しを行い、
ガラス越しの日当たりが良く、
10℃以上保てるようなところに置きます。

株が大きくなって形が悪くなってきたら、
丈の半分くらいを目安に切り戻します。
インパチェンスは生育が旺盛な草花なので、
少々大胆に切り戻してもだいじょうぶです。

・病害虫
アブラムシがついた場合は、
オルトラン粒剤を株元にまきましょう。
ネマトーダを予防するには、植え替える用土は、
必ず消毒した新しいものを使うようにします。

kurukuru.gifPOINT!
・乾燥に弱いので水切れしないように
・さし芽で簡単に増やすことができる
・株の形が乱れてきたら切り戻し剪定を