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ハイビスカスの育て方 毎年植え替えて根詰まりを防ぐ

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ハイビスカスの赤は南国の雰囲気


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ハイビスカスの黄色も人気


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ハイビスカスで玄関先も明るく見える


ハイビスカス(hibiscus)はハワイの州花で、
マレーシアの国花でもあり、
そのトロピカルなムードが人気です。

花色は赤、オレンジ、黄色とカラフルで、
鉢植えにも、寄せ植えにも最適です。

開花時期は5月~9月と長く、次々に花を咲かせます。
花がら摘みをすると株の消耗を押さえられ、
また、見栄えも良くなります。


ハイビスカス育て方 栽培方法

・苗選び
花色がはっきり出ていてつぼみもついているもの、
葉が鮮やかな緑で色つやが良い苗を選びます。
間延びしていないしまった株を購入しましょう。

・置き場所
ハイビスカスは南国の花らしく、強い日光を好みます。
日当たり、風通しの良い場所で栽培します。
霜が降りる前に室内に入れ、日当たりの良い窓辺におきます。
日光不足になると、徒長枝が出やすくなります。

・水やり
土が乾いたら、水やりをします。
春から夏の生長期に水切れを起こすと、
花付きが悪くなるので、この時期はたっぷり目に与えます。

真夏は朝夕2回水やりし、葉水も与えたほうがよいでしょう。
逆に冬は、控えめに管理します。

・植え替え
ハイビスカスは根詰まりを起こすと花付きが悪くなり、
さらに水分が抜けないため根腐れも起こしやすくなります。
そのため、毎年植え替えたいものです。

夏の生育期には、根がどんどん育ちますから、
毎年6月~7月上旬に一回り大きな鉢に、
植え替えるようにしましょう。

赤玉土(小)6:腐葉土4の割合、
または市販の草花用培養土に、
緩効性化成肥料を5g/L加えた土を用います。

鉢から株を抜き、古い土を落とし、
根も半分くらい切り詰めてから植え替えます。

枝も、枝分かれしている部分で切って株の形を整えます。
植え替えたら水をたっぷり与え、
株が落ち着くまで風通しの良い日陰で育てます。

・切り戻し
市販のハイビスカスには、矮化剤を使用していること多いので、
あまり伸びすぎるということはありませんが、
形を整える程度に切り戻しを行います。
切り戻しは、開花期間の5月~9月に行います。

伸びすぎた枝は、花やつぼみがあっても、
枝分かれしている部分で切り、
わき芽を伸ばすように剪定します。

秋になって気温が下がると生育が休止しますので、
10月以降に切り戻しを行う場合は、弱めに行います。

・挿し木
ハイビスカスの挿し木は、5月~8月頃に行います。
切り戻した枝を10cmに切って、
葉を2~3枚残して下葉や花、つぼみを取ります。
大きな葉は半分に切ります。

鹿沼土や川砂に挿し、日陰に置いて管理します。
根が出て新芽が伸び始めたら3号ポットに鉢上げし、
生育に応じて植え替えていきます。

・ピンチ(摘心)
新枝が15cmぐらいに伸びたら、
枝先を5cmぐらいピンチ(摘心)して、
わき芽を増やします。

・施肥
元肥のほかに、5~9月の花期は、
月に1回を目安に緩効性化成肥料を置き肥にし、
さらに薄めの液肥を月に2回程度与えると、
花を長く楽しむことができます。

・病虫害
ハイビスカスにはアブラムシやハダニがつきやすいので、
月に2回ほどスミチオンなどを定期的に散布すると効果があります。

kurukuru.gifPOINT!
・冬は室内に取り込んで栽培する
・毎年6月~7月上旬に植え替えする
・開花期に形を整える程度に切り戻しをする