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ジンチョウゲ栽培のコツ|1~2月に新梢を剪定します

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ジンチョウゲ、赤系統は香りが強い


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ジンチョウゲ、白色系の咲き始めは美しい


科名:ジンチョウゲ科
形態:常緑低木
英名:Winter Daphne
学名:Daphne odora
原産:中国
開花:3月~4月上旬

「ジンチョウゲ(沈丁花)」という名前の由来は、
香木の沈香のような魅力的な香りと、
丁子(ちょうじ、クローブ)のような花が咲くことから、
名前がついた説があります。

日本では室町時代中期から栽培されている花木で、
春の訪れを示す季語として、短歌や俳句で歌われてきました。
漢字では「沈丁花」と表記されています。

・品種
園芸品種には、がくの外側が白いシロバナジンチョウゲ、
葉に黄色い縁取り斑点が入るフクリンジンチョウゲ、
がくの外側が淡紅色のウスイロジンチョウゲ、
サイズが大きくならない矮性種、
赤い実がなるミナリジンチョウゲなどがあります。


ジンチョウゲ育て方 栽培方法

・苗選び
ジンチョウゲは移植を嫌う花木の一つなので
サイズは40~50cmぐらいの苗を選びます。
苗の根元付近が太くてしっかりしていて、
葉がしゃきっと元気なものを選びます。

・植え付け
寒さが厳しい時期を外して11月、2月ごろ
日当たり、水はけ、水もちがよい場所を選び、高植えにします。
乾燥が厳しい時は、植え穴に堆肥や腐葉土をまぜておきます。

・剪定
特別な手入れをしなくても自然樹形にまとまります。
ただし、株元から枝がよく伸びるので、
内側の細かい枝を間引き剪定をします。

新しい芽が出る前の1月~2月に新梢を
好きな高さに切り詰め、樹形を整えます。

・増やし方
ジンチョウゲは、挿し木から増やすことが可能です。
時期はは4月に行う春挿しと7月~8月に行う夏挿しがあります。
枝を15cmぐらいに切り、湿らした赤玉土に挿します。
そして根が出るまで土が乾かないよう管理します。

・施肥
ジンチョウゲが生長したら剪定の前に、
みぞを掘り、堆肥や牛ふんなどの有機質肥料を埋め込むと
樹勢がついて、よい花がたくさん咲くようになります。

・病虫害
カイガラムシ、アブラムシの発生やうどんこ病に注意を払い、
定期的に殺虫・殺菌剤をまきます。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・地植えは適度に湿り気があり、水はけのよい場所を選びます。
・移植が難しいので、植える場所をよく考えてから決めます。
・乾燥が続く時は、水やりをわすれないようにします。