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つるバラの育て方|育てやすく豪華に仕立てられます

  • 投稿日:
  • by flower777
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つるバラ、それぞれ魅力的な多くの品種がある


科名:バラ科
形態:落葉低木
英名:Rose
学名:Rosa
原産:北半球の温帯~亜寒帯
開花:4月下旬~11月中旬

バラは樹形から、木立ち性、半つる性、つる性、
3つのタイプに分かれ、つるバラはつる性に入ります。

つるバラは「つる」の名前がついていても、
朝顔のようにからみつくのではなく、
トゲをひっかけるように枝を長く伸ばすだけです。

この性質を生かして伸びた枝を、
アーチやフェンスなどの構造物に誘引して、
観賞を楽しむことが可能な花木です。

・品種
つるバラの園芸品種は数え切れない位たくさんあります。

株立ち状に3m以上の枝が多く伸びる品種、
地面をはうように伸びる品種などがあります。

最近は四季咲きのタイプも増え、
ミニバラタイプも多く出回っています。

トゲがないモッコウバラ等の品種は、
バラの育て方に慣れていない人に適しています。


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つるバラで人気のアンジェラ、たくさんの花が咲く


つるバラ育て方 栽培方法

・苗選び
つるバラは花のサイズも花色も豊富で、
品種によっては香りも強いです。
またつるの太さや硬さもそれぞれなので、
フェンス、ポーチ、アーチなど仕立てる目的に合わせて選びます。

・植え付け
休眠期に入り、栄養が蓄えられている12月中旬~2月、
日当たりと風通しの良い場所に植えつけます。

株と株の間は4mぐらいの間隔をあけて大きめの穴を掘り、
牛分や堆肥を多くすき込みます。

冬は乾燥しているので、土の表面が乾いてきたら
根づいた後でも、水やりを切らさないよう注意します。

・剪定
つるバラは芽が出てくる前の12月下旬~1月までに
枝を剪定し、誘引して樹形を整えます。
この時期の枝はかたいので折らないように注意をし、
手袋をはめてトゲに刺されないよう慎重に作業をします。

開花した枝は3芽ぐらい残し、
花が咲かなかった新しい梢は残します。

枝の先端というよりも上部に花はつく傾向があります。
先端を弱く剪定後、枝を水平に誘引すると、
枝全体に花芽がついて花の数を増やすことが可能です。

・増やし方
接ぎ木でも増やすことが可能ですが、
モッコウバラやミニバラは挿し木が一般的で、
どんな方法でも土に挿すと根がでます。

時期は5月~7月が適しています。
あまり暑くならない日陰か屋内で管理します。
ビニール袋をかぶせて乾燥を防ぎます。

・施肥
バラの花が落ちる12月下旬~2月ごろに、
骨粉、堆肥、苔土石灰を与えます。
牛ふんを株元に巻くと、乾燥防止が可能です。

また1~2月と花が終わった6月下旬、8月下旬に
骨粉と油かすを同量まぜたもの、あるいは
粒状化成肥料を3握りほど株元にまきます。

・病虫害
ハダニ、アブラムシ、うどんこ病、黒点病など
4月~10月の生長期には多く発生します。
殺虫・殺菌剤を2~3週間おきに種類を変えて
虫がつかないよう予防します。

また葉が落ちた12月~2月上旬に2回ぐらい、
15~20倍の石灰硫黄合剤とマシン油乳剤を
まくと効果が上がります。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・楽しむ目的にあわせ、枝の伸び方の種類を選びます。
・花が咲き終わったら、早めに花からつみを行います。
・新梢を風雨から守るために、30cmぐらいになったら支柱に結びます。