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柑橘類の種類と特徴

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ナツミカン


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ウンシュウミカン


柑橘類はミカン科ミカン属の総称で、大変多くの種類があります。
「柑」と「橘」は、完熟した甘味の果実と青い酸味の果実を指します。

柑橘類の果実は生で食用したり、
ジュース、ジャム、製菓材料の酸味づけとして、
世界各地で様々な料理に使われています。

・ウンシュウミカン
約500年ほど前に中国から伝わった柑橘から
突然変異して生まれた歴史があります。
主に関東以南の暖かい土地で栽培されています。

・オレンジ類
夏は涼しく冬は暖かく、雨が少ない気候を好みます。
カンキツかいよう病に弱いため、
日本での栽培は難しいですが、
日本産の品種を選べば栽培は可能です。

・タンゴール類
ミカンとオレンジの交雑種をまとめた呼び方です。
果汁がジューシーで甘く、香りがよいので
品種改良の親種として使われます。
清見タンゴールは寒さに強く、
イヨカンは寒さに弱いです。

・ナツミカン
山口県、特に萩市で多く栽培されています。
寒さに弱く、酸味が大変強いので、
最近ではアマナツがほとんどになりました。

・ポンカン類
インド原産で果実はやや大きく、
甘みと香りが強いの特徴です。
寒さには弱いので、
日本では主に九州南部で栽培されます。

・ブンタン、ハッサク 
大きいものは2kg以上育つ東南アジア原産のブンタンや
ハッサクの原産は広島県で、寒さにはやや弱いです。

・レモン、ライム
柑橘類の中では一番寒さに弱く、
風が強い地域や霜が降りる地域では防寒対策が必要です。
一般的に鉢植え栽培の方が失敗が少ないです。

・ユズ類
日本料理の調味料として、
昔から酸味・香味を加えるために用いています。
柑橘類の中では最も耐寒性が強く、
東北南部以南で庭植えが可能です。

・カボス、スダチ
ユズの近縁種でカボスは果実ひとつが150グラムぐらい、
スダチは40グラムぐらいと大きさが違います。
スダチは柑橘類の中では耐寒性があり、
東北南部でも庭植えが可能です。

・キンカン
分類上キンカンだけはキンカン属で、
他の柑橘類はミカン属になります。
剪定に強いので、生垣や盆栽に適しています。