スポンサードリンク

カモミール類の育て方 ジャーマン種、ローマン種、特性を知って

  • 投稿日:
  • by flower777
  • カテゴリ:

chamomileA.jpg
カモミールの群生


chamomileB.jpg
カモミールは、ラベンダーともよく合う


daiya-zuchamomile.jpg
ダイヤーズカモミール


カモミール(カミツレ、chamomile 学名:Matricaria recutita)は、
キク科の1種です。

紀元前より、薬草として用いいられてきました。
現在でも、安眠の薬や、心身の不定愁訴の、
解消、緩和に利用されています。

カモミールの花だけを摘んでティーポットに入れ、
熱湯を注いで1~2分置くと、ハーブティーが楽しめます。

ハーブティーに用いる花は、生でもドライでもかまいません。
入浴剤としても利用でき、体が温まります。
また、花から抽出した製油は、アロマテラピーに用いられています。
カモミールの香りには、神経の高ぶりや気持ちを、
静めるはたらきがあります。

カモミールは、キャベツやタマネギの、
コンパニオンプランつとして知られています。
これらのそばにカモミールを植えておくと、害虫予防になります。
直接植えなくても、ハーブティーや、入浴剤として、
使用した後の花を土に漉き込めば、同様の効果が得られます。

カモミール主な種類
・ジャーマン種...生育が良く、栽培しやすい一年草。花期は3月中旬~5月。
・ローマン種...花付きは少ないが、ジャーマン種より花が大きい。宿根草。花期は6月中旬~7月。
・ダイヤーズ種...黄色の花で、染料にも用いられる。花期は7月~8月。


カモミール類育て方 栽培方法

・タネまき
春まきと秋まきがありますが、
秋まきの方が育てやすく、丈夫に育ちます。
春まきは4月に、秋まきは9月下旬~10月上旬に蒔きます。
種子が細かく、厚まきになりがちなので、砂などを混ぜて蒔きます。

タネまき用土を入れた平箱にばら蒔きにしたら、
発芽までは日陰で管理し、
発芽したら日当たりの良い場所に移します。

・間引きと植え替え
本葉が2~3枚になって混み合ってきたら、
間引きをして丈夫な苗に育てます。

本葉が5~6枚になる4月中旬~5月、
または10月になったら植え替えます。
赤玉土(小)6:腐葉土3:バーミキュライト1、
または市販の草花用培養土に緩効性化成肥料を3g/Lを混ぜ、
3号ポットに植え替えます。

・定植
ポットが根でいっぱいになってきたら、
4.5号~5号鉢に植え替えます。
プランター栽培は、生育が良いジャーマン種は30cm、
ローマン種は20cm間隔を目安とします。
先端を摘んで、わき芽を出します。

・置き場所
日当たり、風通しの良い屋外で育てます。
霜が降りる季節になったら、軒下で霜よけをします。

・水やり
土が乾いたら水を与えます。
暑さと乾燥に弱いので、真夏は朝夕2回、
涼しい時間を選んでたっぷりと与えます。

・ふやし方
宿根草のローマン種は、春か夏、株分けをして増やします。
ジャーマン種は種で増え、こぼれ種からも発芽します。

・施肥
元肥のほか、月に2回を目安に液肥を与えます。

・病虫害
丈夫なので、特に病虫害の心配はありません。

kurukuru.gifPOINT!
・ジャーマン種、ローマン種の特性を知って育てる
・秋まきのうほうが育てやすい品種が多い
・株分け、こぼれダネで増やすことができる