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アスプレニウムの育て方|多湿を好むので葉水を与えて

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アスプレニウム・ニダス・アビス、美しい緑が人気


アスプレニウム(Asplenium)は、
シダの仲間で生き生きとした葉と、葉の裏の胞子が大きな特徴です。

自生地ではジャングルの大きな木に着生しているので、
高温多湿を好みます。
根からの水やりよりも空中の湿度を保つことが大切です。

株元から大きく葉を広げるオオタニワタリのような品種が多いのですが、
良く出回っているのは矮性種のニドゥス「アビス」です。

ダウキフォリウムは葉が細かく切れ込む種類で、
生長すると葉に子株を付けるので、  
マザーファンと呼ばれています。


アスプレニウム仕立て方

「アビス」をミニ観葉から中鉢位に仕立てるのが、
育てやすいです。

オオタニワタリなどは葉がどんどん出てきて大きく茂ります。
生長すると鉢が倒れやすくなります。
中~大鉢に植え、さらにかなり広いスペースがないと、
特徴が楽しめません。


AspleniumB.jpg
アスプレニウム、異次元の生物のよう!


アスプレニウム 育て方 栽培方法

・置き場所
アスプレニウムは寒さにも耐えますし、
日陰でも良く育つので育てやすい品種です。

夏は太陽光を避け、冬は部屋でガラス越しの太陽光を当てます。

・水やり
こまめに葉に霧水をかけて、多湿状態にします。
特に室内は室外よりも乾燥しやすいので
暖房を使っている部屋では加湿器を置く方が良いです。

一方、鉢土は湿り気が多すぎないように気をつけます。

もともとアスプレニウムは着生植物なので、
酸素が不足しないよう、鉢土が白っぽく乾いてから水を与え、
冬は控えめに1~2日してから与えます。

・仕立てなおし方
水を与えすぎると根が腐り、葉が黄色くなって垂れてきます。
自然に葉が 取れることはないので、だらしのない葉はつけ根から切り取ります。

株を抜き腐った根を切り落として新しい用土に植え替えます。
用土は水はけの良いものを選び、やや浅植えになるようにします。

新しい根が伸びるまではビニール袋などですっぽり覆い、
葉の蒸散量を抑えるため、葉の数を減らします。

また、葉の裏の茶色い筋のように見える胞子を、
蒔いて増やすこともできます。

胞子を濡らしたタネまき用土等に、まばらにまきます。
バーミキュライトに細かくした水苔を敷くといいです。

土は覆わずにガラス板をのせ、底の面に給水をして
湿り気を保つようにします。
半日陰に置いて芽が出るのを待ちます。

・施肥
新しい葉の緑を保つため、月に1回位緩効性化成肥料を与えます。
春から夏は液肥を月2回の目安に与えます。

・病害虫
ナメクジが新しい芽を食べてしまうと、葉が展開した時に穴があきます。
夜間に這いだした時に捕まえるか、誘殺剤で処理します。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・多湿状態を保てるように葉水を与える
・水やりに注意しながら、根詰まりや根腐れに注意する
・強い太陽光線に当たらないようにして、葉が黄色くならないよう注意する

>>アスプレニウムの苗を見てみる