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フィロデンドロン 育て方|切り戻しと誘引で美しい形に

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美しい花穂が楽しみ


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葉の緑もきれいで見とれてしまう


フィロデンドロン(Philodendron)の幹立ちする種類にはセロウムがあり、
つる性の種類には、昔から観葉植物の代表選手として人気が高い、
スカンデンス・オクシカルジウムがあります。

最近では、セロウムに似たより小型の「クッカパラ」、
明るい葉色のスカンデンス・オクリカルジウム「ライム」や
「マレービューティー」等さまざまな種類がそろっているので、
観葉植物の中でもメインに流通しています。


フィロデンドロン仕立て方
つる性の品種をつり鉢、ミニ観葉、
そしてヘゴ柱仕立てにした大きなものまで、
どんなサイズでも楽しむことができます。

セロウムは最初は株立ちに見えますが、
だんだんと下葉を落として幹が立ち、
エキゾチックな雰囲気に生長します。

葉の色は太陽光によって変わります。


フィロデンドロン育て方 栽培方法

・置き場所
真夏の直射日光は強すぎますが、明るい場所に置く方が、
葉の色も明るく綺麗になります。

フィロデンドロンは耐陰性が強く、暗い場所でも枯れませんが、
葉の色が濃くなり、間伸びしてきます。
淡い色の葉の品種は特に注意が必要です。

クッカパラなど霜よけさえすれば大丈夫という、
寒さに強い品種もありますが、冬は部屋に取り込み、
暖かい場所に置く方がほとんどの品種は無難です。

・水やり
冬は乾かし気味に管理をして寒さに耐えられるようにし、
霧水で湿度を補います。

気温が高くなってから沢山水を与え、生長を促します。

・仕立てなおし方
つる性種はまめな誘引が、美しい姿を作り出します。
生長しすぎて下の葉が落ちてきたら切り戻すだけで、
わき芽が伸び、新しいつるを伸ばします。

つるが垂れさがってくると出てくる葉のサイズが小さくなり、
大きさがそろわなくなるので少しずつ切り戻し、
ヘゴ柱を超えて生長したら、株元まで切り戻すことも可能です。

・挿し木
もちろん、切り戻したつるは挿し木に使えます。
必ず茎の部分をつけて、挿し穂を作ります。

・施肥
株が苗のように小さいうちは肥料を与えますが、
大きく生長しすぎると葉の形が変わってしまうので、
控えめにして様子をみます。

葉色が悪い時は液体肥料を与えます。

・病害虫
暖かい時期にカイガラムシやハダニの発生に注意をし、
早目に薬剤で対処します。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・明るい場所で緑が濃くなりすぎないように管理する
・つるは切り戻しと誘引繰り返し、葉の大きさをそろえる
・越冬温度は8℃以上、冬は室内の暖かい場所に置く