テーブルヤシ
C)フラワーコーポレーション
お台場のヤシ
ヤシ類（Palmae)は海岸沿いにすくっと伸びるヤシのイメージから、
南国的な雰囲気をかもし出すのに使用しますが、
とても多くの種類があるので、趣味に合った鉢を見つけることが大切です。
自生地ではとても大きく育つので、部屋の中では管理方法を工夫し、
サイズをキープする必要があります。
■ヤシ類の仕立て方
最近ではミニ観葉サイズにされた実生苗がよく流通しています。
小さいうちからヤシらしい形をしているので、
好きなサイズで楽しむことが可能なことは、
ヤシの魅力の一つです。
大きな実のココヤシも小・中鉢の実生苗になります。
大きい鉢のサイズは、室内のムードをかなり変えてしまう印象を受けます。、
大きく葉を伸ばすので、空間を良く考えないと邪魔になってしまうので、
注意が必要です。
ヤシの実
■ヤシ類の育て方 栽培方法
・置き場所
品種によって越冬温度が違い、ココヤシやアレカヤシなど高湿性のものは、
保湿にも気をつけます。
冬は部屋に取り込み、明るい窓辺に置き、
できるだけ太陽光を浴びせます。
耐陰性はありますが、気温が高くなったら外の直射日光を浴びる方が、
生き生きと育ちます。
ただし、テーブルヤシなどは葉が焼けやすいので、
部屋の明るい場所に置く方が無難です。
・水やり
水を多く与えると大きく育ち、どんどん成長します。
鉢の土は少し乾かしぎみにすると、生長もゆるやかになり、
根が腐る心配が少なくなります。
その代りこまめに霧水をかけて、湿度を高めるようにします。
・仕立てなおし方
部屋の中で育てている株は、時々外で葉を洗うように水やりをします。
すると湿度が高まり、埃もとれて元気になります。
ハダニの発生をふせぐことにもつながります。
枯れてしまった下の葉は早めに取り除きます。
葉先から枯れそうな時、葉が元気出ない時は、
根が詰まって水不足の状態になっているケースが多いです。
寄せ植えしている株は1株ずつにばらし、
大きく育てたくない時は、根鉢を切り落とし植え替えます。
株立ちする品種は株分けをします。
・施肥
葉の色が映えない時に液体肥料を与える位で、
生長しすぎないように栽培します。
・病害虫
乾燥しているとハダニやカイガラムシがつくことがあります。、
葉の裏にも気をつけて、早めに薬を使って駆除します。
育て方のポイント！
・施肥や水やりを控え、あまり大きく育てない
・根が一杯になりやすいので、根が詰まる前に植え替えをする
・越冬温度は5℃以上、種類によっては保湿も必要