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オリヅルランの育て方 ランナー栽培で小株を楽しめる

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オリヅルランの花は愛らしい


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オリヅルランは、よく生長する


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オリヅルランは、ランナーからどんどん増える


オリヅルラン(折鶴蘭,Chlorophytum comosum)は、
南アフリカ原産のユリ科の植物です。
観葉植物として、愛好されています。

花茎を高く伸ばし、5月~8月に白い花が咲いた後、
花柄がランナー(匍匐茎)となり、
新しい子株を作る様子が、
折鶴に似ていることから、名づけられました。
釣り鉢仕立てが適しています。

ほっそりした外見とは裏腹に、
丈夫で育てやすく、ランナーでよく増えます。

栽培方法は、ほとんど手をかけなくてもいいほど簡単です。
また、NASA発表の、空気正常効果の高い、
観葉植物ベスト5の1位になっています。


オリヅルラン育て方 栽培方法

・置き場所
オリヅルランは日陰でも育ちますが、
日光に当てた方が生育が良く丈夫になりますし、
日光不足になるとランナーが伸びにくいので、
日当たりの良い場所に置きます。

ただし、強い直射日光に当たると葉が焼けてしまうので、
真夏だけ明るい日陰に置きます。
できれば、生育期間中は屋外で育てた方がよいでしょう。

寒さにも比較的強く、3度くらいまでは耐えますが、
5℃以下になると葉が黒っぽく変色してきますので、
冬は室内で管理するかビニールなどで耐寒対策をします。

・水やり
オリヅルランの根は太く、
水分を貯蔵できるので、乾燥に強いのが特徴です。
水のやりすぎは根腐れの原因になるので、
土が乾いてから水を与えます。

生育期はよく水を吸収して、
土が乾きやすいので、水はたっぷり与えます。
冬は少し乾燥気味に管理し、
土の表面が乾いてから3~4日後に与えるようにします。

・株分け
オリヅルランの株分けは、5月~9月に行います。
鉢がいっぱいになったら、土をよく落として、
古い根や腐った根を整理して土を洗います。
白根を残して株分けし、水はけの良い培養土で植え替えます。

子株で増やす場合は、ランナーを3cmほどつけて切り、
子株に根が出ていたら、そのまま植えつけます。
根が出ていなければ、水につけて発根させてから植えつけます。

土は、赤玉土(小)7:腐葉土3に、
緩効性化成肥料を3g/L混ぜ込んで使用します。

・施肥
4~10月の間、2ヶ月に1回、
緩効性化成肥料を株元に与えます。
オリヅルランは、肥料を与えることにより、
葉の色つやがより鮮やかになります。
冬には、肥料を施す必要はありません。

・病虫害
カイガラムシが発生することがあるので、
殺虫剤を散布します。

.kurukuru.gifPOINT!
・真夏は半日陰、ほかの季節は日光に良くあてる
・生長が早いので、5~9月に株分けを
・ランナーを育てて、小さい株を楽しめる