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キンギョソウの育て方|花後の切り戻しで秋にも開花

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キンギョソウ、パステルカラーが豊富


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キンギョソウ、鉢植えでも豪華


キンギョソウ(Snapdragon、Common snapdragon、
学名:Antirrhium majus)は、
ゴマノハグサ科キンギョソウ属、 
地中海沿岸、南ヨーロッパが原産の一年草です。
別名スナップドラゴンなどとも呼ばれています。

主な種類
・高性種
草丈は70cm超で、切り花用
・矮性種
20~30cmほどで、鉢花向け

フリルのような花びらが、キンギョソウの特徴で、
八重のアザレア咲きをはじめバタフライ咲きなど、
種類はさまざまです。
花色は、赤、ピンク、白、黄、オレンジなどがあります。

パステル系の花色が、柔らかな雰囲気で、
初夏の寄せ植え、プランター栽培にもおすすめの草花です。

いずれも、9月中旬~10月にタネまきをして、
翌年の5月~7月中旬に花が咲きます。


キンギョソウ育て方 栽培方法

・タネまき
9月中旬~10月ころにタネをまきます。
赤玉土にピートモスを30%ほど混ぜた用土がよいでしょう。

タネが細かいので、土と混ぜてばらまきする方法もあります。
土で覆う必要はありません。
平鉢などに用土を入れ、底面給水させます。
苗が育つまで、明るめの日陰で管理しましょう。

・植え替え
本葉が2~3枚くらいに育ったら、
3号ポットに植え替えます。
日当たりのよい場所に移して管理します。
霜に当てないように気を配りながら、冬越しをします。

・定植
翌年の3~4月に植え替えましょう。
4.5~5号鉢に定植します。
プランター植えで育てるには、
20cm間隔に植え付けます。

いずれも、草花用の培養土、
または、赤玉土(小)・腐葉土を7:3の割合で混ぜたものに、
緩効性の化学肥料を施したものを用います。 

・置き場所
日当たりのよい場所で栽培しましょう。
冬は軒下など、霜よけをして冬越しさせます。
高温多湿の環境は避けます。

・水やり
土が乾いてから、たっぷり与えましょう。
加湿は、苦手で好みません。

・ピンチ(摘芯)
芽の先を摘み、わき芽を増やします。
春の花が終わったら、すぐに切り戻しましょう。
秋にも花を咲かせることができます。

・肥料
植え替えのときの元肥で十分でしょう。
緩効性の化学肥料を、与える程度でだいじょうぶです。
窒素分の多い肥料は、花つきが悪くなります。

・増やし方
タネで増やせます。
花を放置して、黒っぽくなったら摘み取り、
涼しい場所で保管します。
キンギョソウは、タネがすぐできてしまうので、
花をきれいに長く咲かせたいときは、
花がらを、こまめに取りのぞくことが大切です。

・病害虫
清潔な用土を使うように、気を配ります。
ダイセンなどで殺菌し、立ち枯れ病を防ぎます。
灰色カビ病には、ベンレートやトップジンMなどを散布します。
アブラムシには、株元にオルトラン粒剤をまいて防除します。

kurukuru.gifPOINT!
・花がらを、こまめに取りのぞく
・肥料は控えめでよい
・春の花が終わったら切り戻すと秋にも楽しめる

>>キンギョソウのタネと苗を見てみる