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ミヤコワスレの育て方 挿し芽で容易に増やせる

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ミヤコワスレと言えば、この紫


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ミヤコワスレ、薄い紫もある


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ミヤコワスレ、ピンクや白も愛らしい


ミヤコワスレ(都忘れ、学名:Gymnaster savatieri)は、
キク科の植物で、別名に野春菊、東菊があります。

山野に自生するミヤマヨメナの園芸品種として、
栽培されるようになりました。
植え付けは9月~10月、開花期は5月~6月頃です。

ミヤコワスレは濃い紫色の花が一般的ですが、
品種改良が進み、白やピンクの花もあります。

鉢植えには、草丈が15cm程度の矮性種がお勧めです。

ミヤコワスレの名前の由来は、
鎌倉時代の承久の乱で敗北し、佐渡に流された順徳天皇が、
この花を見ると都への思いを忘れられると語ったという故事に拠ります。

この由来により、ミヤコワスレの花言葉は「別れ」や「しばしの憩い」です。


ミヤコワスレ育て方 栽培方法

・植え付け
水はけがよく、保水性のある培養土を用います。
市販の草花用培養土か、
赤玉土(小)6:腐葉土3:バーミキュライト1の割合で混合します。
緩効性化成肥料を3g/L加えます。

一回り大きな鉢に植えます。
プランターの場合は、葉と葉が触れる程度の間隔で、均等に植えます。

・置き場所
半日くらい日陰になる場所が適しています。
西日が当たる場所は避けます。

・水やり
土が乾いたら与えます。
乾燥に弱く、水切れは花つきを悪くするため、
たっぷりと水を与えます。

・植え替え
ミヤコワスレは根の成長が盛んなため、
鉢植えの場合は根詰まりしやすいため、
1年おきに植え替えます。

大型のコンテナの場合は1~2年は、
植えっぱなしでも花が咲きますが、
3~4年に1回を目安に植え替えを行うと、
株がよく育ち、花つきも良くなります。

・差し芽
5月下旬~6月頃に行います。
株元から2~3節残して茎を切り、
葉を2枚残して下葉を取って差し穂を作ります。
赤玉土などに挿し、根が出たら、鉢上げします。

・株分け
9月~10月頃に行います。
花後、花茎を切り、根を育てます。
株元から新芽が伸びてくるので、
1芽ずつわけて、4.5~5号鉢に3株を目安に植えます。

・施肥
春と秋に1回ずつ少量の発酵油粕などを施します。

・病虫害
ミヤコワスレはアブラムシがつきやすいので、
オルトラン粒剤を株元にまいて防除します。

kurukuru.gifPOINT!
・半日くらい日陰になる場所で育てる
・鉢植えは根詰まりしやすいため1年おきに植え替える
・挿し芽で比較的容易に増やせる