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ラナンキュラスの育て方 球根の植えつけ方がポイント

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ラナンキュラス、薄い花びらが重なるのが美しい


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ラナンキュラス、寄せ植えや花壇にも豪華


ラナンキュラス (花金鳳花(ハナキンポウゲ)
学名:Ranunculus asiaticus)は、
キポウゲ科の多年草です。

西アジア~ヨーロッパ東南部や地中海沿岸が原産ですが、
原産地では湿地に生えることと、
葉の形がカエルの足に似ていることから、
学名はラテン語のrana(カエル)を語源としているそうです。

ラナンキュラスの花は、薄い花びらが何枚も重なっていて、
その不思議な豪華さが人気です。
花の色も、赤、ローズ、ピンク、オレンジ、
白、レモンイエロー、紫と多彩です。

巨大輪万重咲で育てやすく、
一般的な系統であるビクトリアストレイン系、
オールドローズのような形の巨大輪のドリーマー系、
草丈25cm程度の矮性種のドワーフ系が、
主に販売されていますが、鉢植えにはドワーフ系が適しています。

なかでも、ワンダーランドシリーズやドワーフビクトリアス、
トレインシリーズなどが適しています。

植え付け時期は9月~10月で、3月~4月に開花します。


ラナンキュラス育て方 栽培方法

・植え付け
ラナンキュラスの植え付け時期は、9月~10月です。
乾燥したラナンキュラスの球根は、休眠している状態です。

急激に水分を吸わせると腐敗しやすいため、
徐々に吸水させてから植えつけます。
底が平らになっている容器に、
球根の、筆の穂先のように先が細くなっている方を下にして置き、
ひたひたの水につけて十分に水を含ませます。

球根がふくらみ、小さな芽も出てくるので、
そうしたら植えつけます。

ラナンキュラスは酸性土を嫌うので、
水はけの良い用土に石灰をすきこんで中和し、
緩効性化成肥料を混ぜた土に植えます。

5号鉢に3球を目安に植えます。
プランターの場合は、10~15cm間隔で植えつけます。
浅植えにし、1~2cm覆土します。

・置き場所
ラナンキュラスは日当たりと乾燥を好みます。
高温多湿の環境では、生育が悪くなるため、
日当たり、風通しのよい屋外で育てます。

冬は、室内に置くか、霜よけをします。
花芽を形成させるため、一度寒さに当てます。

・水やり
土が乾いたら与える程度でよいです。
水を与えすぎると、
葉や花が腐る灰色カビ病になりやすいので、
乾燥気味に育てます。

・掘り上げ
花が終わったら、花を切り取り、栽培を続けます。
6月になり葉が黄色くなったら、
晴れた日に掘り上げて土を落とし、
風通しの良い場所につるしてよく乾燥させ、
網袋などに入れて保管します。

・施肥
植え付け時に、緩効性化成肥料を施します。

・病虫害
ハモグリバエが発生しやすいので、
オルトラン粒剤で予防します。

ハモグリバエが大量発生すると、生育が遅れます。
また、それほど多く発生していなくても、
幼虫(ウジ)がトンネル状に葉の内部を食べ進むため、
白っぽい不規則な模様を描き、見た目が悪くなります。

kurukuru.gifPOINT!
・球根は徐々に吸水させてから植え付ける
・日当たり、風通しのよい屋外で育てる
・6月頃、葉が黄色くなったら掘り上げて乾燥させて保管する