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エンコウソウ(猿猴草)の育て方|用土の作り方

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エンコウソウの元気な花たち


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エンコウソウのつぼみ


エンコウソウ(猿猴草 学名:Caltha Palustris L. Var. Enkoso H.Hara)は、
キンポウゲ科リュウキンカ属の多年草です。
5~7月ころに花の見ごろを迎えます。
別名リュウキンカ、とも呼ばれることもあります。

主な自生地は、北海道、本州のほか樺太、千島の、
きれいな湿地で見られます。
関連種は、リュウキンカ、ヤチブキ、などがあります。

腎円形の葉を広げ、茎は横に広がるように立ちます。
草丈は20~50㎝ほどに生長し、
花のついた茎は長くのびて、
根をおろします。
花色は黄色です。

堂々とした草姿をしています。
加えて元気いっぱいの黄色の花色が、
さらにたくましさを感じさせます。
穏やかな清流に育つ、食用にもできる山野草です。


エンコウソウ育て方 栽培方法

・置き場所
日当りのよい屋外で育てます。

・水やり
土が極度に乾かないように、用土を潤します。
鉢土の水を停滞させると株が弱ります。
腰水で育てるときも、水は常に清潔な状態にしましょう。
庭植えにしてる場合は、
雨不足の気候でないときは、放置でよいです。

・肥料
鉢植えや盆栽の時は、2月から花が咲いてる時期まで、
2000倍くらいの、薄めの液体肥料を、
月に2回ほどこします。
エンコウソウには、肥料は控えめでよいです。
庭植えには、肥料をあたえなくてもよいです。

・手入れ
花がらや枯れた葉を、まめに摘み取ってきれいにします。

・植え付け・植え替え
春の3~4月が、植え付けに最適です。
植え替えは毎年行うようにします。
盆栽用の培養土をもちいてもよいです。

配合土をつかう場合は、
軽石砂と鹿沼土を同量混ぜたものがよいです。
通気性と排水性に、優れたものを用います。

長く伸びる花茎を活かすために、
高さのある、オモト鉢を使うのもよいでしょう。
普通の鉢を使うときは、スタンドなどで、
落差をつける置き方も楽しめます。

・冬越し
寒い季節も同様に、日当りのよいところに置き、
強い風や凍結などから守ります。
フレームをかけたり、風除室などでもよいでしょう。
冬季も水をあたえます。

・増やし方
株分けで増やすことが出来ます。
植え替えをする時に、株分けをする方法もありますが、
伸びた花茎の節から、根を下ろす性質を利用しましょう。

エンコウソウの苗を増やす時は、
花が咲いた茎を、用土を入れたポットに乗せておきます。
発根したころ、切り離して育てます。

・病害虫とくにありません。

kurukuru.gifPOINT!
・四季を通じて日あたりのよいところで栽培をする
・停滞水を避け水をまめにとりかえる
・株分けで簡単に増やせる