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タガネソウの育て方|日に良く当てて栽培すると堅強に

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タガネソウ、とても堅強な植物


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タガネソウの花


タガネソウ(ササスゲ、学名:Carex Siderosticta)は、
カヤツリグサ科スゲ属の多年草です。
4~5月ころに花が咲きますが、主に葉を観賞します。
別名ササスゲ、などとも呼ばれています。

主な自生地は、日本各地およびアジア北東部の山地に見られます。
関連種は、ヤブスゲ、ショウタイソウ、ケタガネソウ、
イワヤスゲ、などがあります。

ササの葉によくにた葉が、地面にほふくするように生えます。
草丈はおよそ20~30㎝に生長します。
花色は緑色をしていて、実が熟するころに、
茎が傾き株の中に隠れます。

カラーリーフ的な、他の山野草を引き立てる、
わき役として、大活躍します。
ひじょうに強健で根を下ろすと、絶命することはありません。
雑草扱いにされやすいですが、班入りの園芸種は人気があります。
手軽にグランドカバーとして、植えてもよいでしょう。


タガネソウ育て方 栽培方法

・置き場所
日光を好むので、風通しがほどよい日なたで栽培します。
日照が不充分だと、軟弱に育ってしまいがちです。

・水やり
タガネソウは、乾燥ぎみの環境を好みます。
表土の乾き具合を見て、水をあたえるようにします。
庭植えにしている場合は、雨水でじゅうぶんです。

・肥料
緩やかに効くタイプの肥料を、植え付け時にほどこします。
肥料をあたえなくても良く育ちますが、
葉色がさえないときに、ごく薄めた液体肥料をあたえて、
様子を見るとよいでしょう。

・手入れ
枯れた葉を放置すると見苦しいので、時々取り除きます。
休眠してる間に、作業をしてもかまいません。

・植え付け・植え替え
タガネソウは、新芽が出始める前に、
植え付けをするのがよいでしょう。
3月ころが、作業をするタイミングです。

鉢に植えてるものは、1~2年ごとに植え替えをします。
不要な株や根を切りのぞいてから、
新しい用土に植え付けます。

用土は、赤玉土、軽石砂、腐葉土を4:4:2の配合土や、
鹿沼土、赤玉土、腐葉土を5:3:2の比率などの、
水はけのよいものを使いましょう。

・冬越し休眠期は、屋外で冬越しさせてもかまいません。
鉢土が極度の乾燥状態にならない程度に、
時々水やりを続けます。

・増やし方タガネソウは、株分けで増やします。
植え替えをする時に、根や株を整理するときに、
行うとよいです。
植え付け後は、水をたっぷりあたえて、
株と土を落ち着かせます。

・病害虫
とくにありません。

kurukuru.gifPOINT!
・日によく当てるとがっちり育つ
・水やりは乾かし気味でよい
・肥料は少なめにほどこす