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キキョウの育て方 花後に切り戻すと2番花が咲く

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つぼみは花びらが風船のようで、balloon flowerと呼ばれる


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キキョウは凛として美しい


キキョウ(桔梗)は、日本や東アジア原産の多年生植物です。
キキョウは、よく見る一般的な植物のように思われがちですが、
実は絶滅危惧種とされています。

鉢植えには、草丈10cmほどの矮性種がお勧めです。
花の色も一般的な青紫のほか、白やピンクなどもあり、
6月~9月に開花します。


キキョウ育て方 栽培方法

・苗選び
キキョウの苗は、3~5本まとめて、
植えられているのが一般的です。

葉の緑が鮮やかで、株がしっかりしていて、
間延びしていない苗を選びます。
葉が変色しているものは、
病気の可能性があるので避けます。

・植え付け
キキョウの植え付けは、3月~4月に行います。
苗を購入したらすぐに根鉢を崩さないように植えつけます。
水はけと保水性の良い培養土を用い、
4.5~5号鉢に植えます。
赤玉土(小)7:腐葉土3、
または市販の山野草の用土を用いると良いでしょう。

・ピンチ(摘心)
草丈10cmになったら、新芽の先を摘んでしまい、
わき芽を増やします。

・切り戻し
一番花が終わったら、葉を2~3枚残して切り落とします。
するとわき芽が伸びて、秋に二番花が咲きます。

・置き場所
日当たりを好むので、日当たりと風通しの良い屋外に置きます。
キキョウは暑さには強いのですが、
根が乾燥すると生育が弱るので、
真夏は直射日光の当たらない明るい日陰に、
移動させた方がよいでしょう。


・水やり
土が乾いたら与えるのが基本ですが、
キキョウは根腐れを起こしやすいので乾燥気味に育てます。
開花中は多めに水を与えます。

・植え替え
根詰まりを起こさないよう、
1年おきに植え替えるとよいでしょう。
植え替えは3月~4月に行います。

・株分け
キキョウの株分けは、3月~4月に行います。
株を掘り上げ、消毒したナイフで切り分けます。
このとき、必ず新芽をつけます。
60cmプランターで6~8株を目安に植えます。
あまり深植えにしないように注意します。

・施肥
キキョウの植え付け時に、
緩効性化成肥料を施します。

・病虫害
乾燥しすぎると、ハダニが発生することがあります。
ハダニは水分のあるところには発生しないので、
水やりの際に葉の裏にも水をかけて防除します。
ハダニが発生した場合は、薬剤を散布します。

kurukuru.gifPOINT!
・草丈10cm頃、新芽の先を摘んでわき芽を出させる
・真夏は直射日光の当たらない明るい日陰に
・花後に切り戻すと2番花が咲く