竹の子も楽しみです
タケは気候が温暖な地域に分布しています。
よく似たササは、寒冷地にも自生しています。
タケは昔から日本人の生活に密着した植物です。
春にはタケノコを食し、桿は工芸品に利用されてきました。
一部のタケ類は花が咲くと一斉に枯れてしまうことが知られています。
しかしその周期はまだよくわかっていない種類が多いです。
タケはピーク時には1日で1mぐらい伸びる成長力が強い植物です。
手入れを怠っていると住宅街では迷惑がかかるので、注意しましょう。
剪定をじょうずにして美しさを楽しみたいです
■タケの剪定方法は?
1.タケの剪定時期と方法
タケの剪定は寒さが厳しい時を除き、1年中可能です。
剪定のコツは必ず葉を残して切り詰めます。
樹木の剪定と同じように上から下に行くにつれて、
枝が広がるように形を作っていきます。
切り方は一番上を1節残し、次を2節残し、
その次を3節残すよう長さを変えていきます。
2.タケ林の管理方法
タケ林は最初の5年ぐらいは枝葉が伸びて増えるので、
何も手入れをしないとうっそうと暗くなってきます。
そこで剪定を行いながら、枝葉を透かしていきます。
タケノコが生えてから6年目ぐらいからは、
桿を元から切り取って更新していくのがちょうどよくなります。
タケノコが生えたらちょうどよい間隔になるように
収穫するものと残すものを決めておきましょう。