スペアミント
スペアミントの花
アップルミント
ペパーミント
ミント(Mint)はシソ科ハッカ属の総称で、
世界中で親しまれている代表的なハーブです。
和名はハッカ(薄荷)です。
繁殖力が旺盛で、こぼれ種と地下茎でどんどん増えます。
ミント類はハーブとして使われるほかに、
精油は香料として食品や歯磨き粉に使われたり、
アロマテラピーにも利用されます。
漢方薬としても、清涼、解熱、発汗、健胃、
などの目的で使われています。
ミント類は主にペパーミント系と、
スペアミント系に分けられます。
ペパーミント系は香りが強く、
スペアミント系は比較的弱く甘い香りです。
6月~8月に、可憐な小花をたくさん咲かせます。
■ミント類の育て方 栽培方法
・植え付け
ミント類は5月~6月頃、苗を植えつけます。
苗を購入したら、すぐに植えつけましょう。
ポットから根鉢を崩さないように株を抜き、
保水性のある培養土に緩効性化成肥料を,
3g/L混ぜた4.5~5号鉢に植えます。
赤玉土(小)6:腐葉土3:バーミキュライト1,
または市販の草花用培養土が良いでしょう。
60cmのプランターなら、3~4株を目安にします。
タネから育てる場合は、5月~6月頃、
ピートバンなどにタネまきして鉢上げしても、簡単に育ちます。
・置き場所
日当たりを好みますが、半日陰でも良く育ちます。
高温多湿を嫌いますが、葉が茂ると蒸れやすくなるので、
風通しの良い屋外で育てます。
霜が降りる頃に葉は枯れますが、
根は残っているので、翌年の春にはまた新芽が出てきます。
・水やり
土が乾いたらたっぷり水を与えましょう。
水切れを起こさないように注意します。
真夏は、涼しい時間を選んで、
朝夕2回水やりをするとよいでしょう。
・挿し芽
葉茎を7~8cmの長さに切り、
水を入れた容器に挿しておくだけで根が出ます。
根が伸びたら、そのまま鉢に植え替えます。
・株分け
ミント類は繁殖力が強く、
根のような地下茎がどんどん伸び、
はびこるように茂っていきます。
2~3芽を1株として切り分け、
鉢植えにします。
・施肥
元肥として、緩効性化成肥料を施します。
・病虫害
ミント類は丈夫なので、
特に病虫害の心配はありません。
・利用方法
香りの良い葉は、そのつど摘み取って使います。
花が咲く前に摘んだほうが、
葉が軟らかく、香りもまろやかです。
アイスクリームやゼリーの飾りにしたり、
ポットに葉を入れてお湯を注いで、
ミントティーなどに利用できます。
ハーブ酒にすると、虫除けや、入浴剤にも使えます。
花は、切花に適しています。
POINT!
・真夏に水切れを起こさないように注意
・コップに挿しておくだけで根が出る
・使うたびに摘み取ると香りが良い