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ミントの冬越し

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パイナップルミント


ミントは、どの種類も冬に強いので、冬越しはとても容易です。
関東以南では、掘り上げることもせず、
そのまま敷きワラや腐葉土を敷く程度でだいじょうぶです。

冬越しは簡単に行えますが、問題はそのあとの生育にかかっています。
冬越しの方法と、冬を越したミントの春の栽培方法について、
ご紹介していきます。


■ミントの冬越し

スペアミントに、アップルミント、パイナップルミント、
モロッコミントなど、ミントにもたくさんの品種がありますが、
どの品種も冬に強く耐寒性があります。

1.ミントの冬越し
露地植えにしている場合は、霜がおりる少し前になったら、
株元に落ち葉や、ワラ、腐葉土を敷いて寒さを防ぎます。

また、寒風の強い場所や、寒い地域であれば、
葦簀(よしず)などを使い、ミントに冷たい風が、
当たらないようにするのも、冬越しのポイントです。

寒害にあうと、ミントそのものが凍結してしまうこともあるので、
寒い地域にお住まいの方は、充分気をつけてください。

鉢で育てている場合は、ミントを光の良く当たる場所で管理します。
霜の降りない場所だと、安心です。
地植えと同じように、落ち葉や、敷きワラをして、冬越しさせます。

2.冬越し中の水やり
水やりは適度に行えば問題なく冬越しができます。
地植えであれば、からからに乾いているとき、
鉢植えは、一週間に一回程度、
たっぷり水を与えるくらいが良いです。

凍結しないよう、できるだけ暖かい昼間に水やりします。


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グレープフルーツミント


3.落ち葉、敷きワラはいつ片付ける?
冬越しするために使っていた落ち葉や、敷きワラといった資材は、
3月中旬ごろ、新芽の動くタイミングで、
新芽を傷つけないようにそっと片付けます。

新芽に光が良く当たるようになり、
より生育を促すことができます。

4.春の栽培方法
3月下旬頃になると、本格的に新芽が動き出します。
この時、前年の枯れた枝は新芽の上で切るようにし、
整理しておきます。

3月~4月は、窒素分の多い肥料を使って、生育を促していきます。
5月~6月、少し気温が高まり、ミントも生育してきたら、
油かすや緩効性化成肥料などを与えます。

■参考
・ミント類の育て方 栽培しやすく増やしやすい