気に入ったラベンダーを増やしたいですね
ラベンダーを増やす方法には、
どのようなものがあるのでしょうか?
■ラベンダー 増やし方は?
1.挿し木で増やす
ラベンダーを増やす方法として、
もっとも一般的に行われる方法は挿し木です。
ラベンダーを大量に植えているラベンダー畑でも、
挿し木で増やしています。
挿し木を行うと、親株と同じ品種のラベンダーを、
簡単に確実に増やすことができるのです。
挿し木は、4月~6月の上旬か、9月~10月に行います。
若い枝で、太く生長した茎を株から切り取ります。
挿し木は、簡単確実に増やせます
切り取った茎を、さらに7~8cmの長さに切り、
水に差して60分ほど水上げします。
水上げをしている間に、
平鉢に小粒の赤玉土を敷き、給水させます。
用土は、新しい赤玉土、パーライト、バーミキュライト、
ピートモスなどを1種類だけ用います。
棒で土の表面に穴を開け、枝を挿してから土を寄せます。
挿し木した後4~5日は日陰に置きます。
その後、日当たりのよい場所に移動します。
2週間から1か月ほどで発根します。
軽くゆすっても、ぐらつかなくなったら、
ポットなどに植え替えて育てます。
種からだと時間がかかります
2.種から増やす
ラベンダーは種から育てることもできますが、
開花までは2年ほどかかります。
ラベンダーの種は休眠しているので、
植え付けの前に休眠打破する必要があります。
種をキッチンペーパーで包み、給水させます。
充分に種が湿ったら水けを絞り、
ビニール袋に入れて2日間冷蔵庫に入れます。
その後、小粒の赤玉土やパーミキュライトなど無菌の土に植えます。
明るい日陰で、乾かさないように管理し、発芽させます。
発芽後は日当たりのよい場所で育て、乾燥に気を付けて育てます。
本葉が生えてきたら、ポットに移して育てていきます。
3.株分けで増やせる?
ラベンダーを増やすのは挿し木と種まきが一般的で、
株分けは適していません。
私も株分けを試みましたが、株が弱ってしまい、
もとの元気な状態に戻るのに、数か月かかりました。
ラベンダーは、枝や花の地上部と、
根である地下部が1本の幹で繋がっています。
ラベンダーの株分けを行うということは、
この幹を引き裂くことになり、株をいためることになります。
ラベンダーの株が大きくなりすぎた時には、
株分けではなく、強剪定を行います。