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センリョウ・マンリョウの育て方|乾燥と冬の寒風が苦手です

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センリョウの実


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マンリョウの実


科名:センリョウ科(センリョウ)
   ヤブコウジ科(マンリョウ)
形態:常緑低木
英名:Japanese Sarcandra(センリョウ)
   coral bush(マンリョウ)
学名:Sarcandra glabra(センリョウ)
   Ardisia crenata(マンリョウ)
原産:日本
開花:5月~6月中旬

   
「センリョウ」と呼ばれている名前の由来は、
昔は縁起のよい「仙」の字をつけて「仙寥」と書いていました。
「千両」の字を使いだしたのは江戸時代後期からという説があります。

語源には、葉の形が小判に似ている、赤い実の美しさが値千金だという説、
マンリョウはセンリョウよりも実がやや大きいからだと言う説があります。

センリョウ・マンリョウは、見た目がよく似ていますが、
まったく別の仲間です。簡単な見分け方は、
センリョウは葉の上に実をつけ、マンリョウは葉の下に実をつけます。

・品種
センリョウには黄色い実がなるキミノセンリョウ、
紫の実がなるムラサキセンリョウがあります。

マンリョウには、赤い実が 基本種ですが、
白い実のシロミノマンリョウ、黄色い実のキミノマンリョウなどがあります。
また斑点が入った葉のものなど、園芸品種も多数存在します。


センリョウマンリョウ育て方 栽培方法

・苗選び
センリョウとマンリョウでは実の付き方が違うので
品種を間違わないようにします。
また赤い実のほかに黄色、白い実がなる品種もあるので
自分の好みをしっかりと決めて入手します。

・植え付け
植え付けの適している時期は4月~5月上旬、もしくは9月~10月中旬です。
湿度が高くやや日陰になった場所で、水はけ、水もちのよい場所に植えます。
植え穴には腐葉土や堆肥をたっぷりと与え、支柱を立てます。

・剪定
センリョウは12月~1月中旬までに、実をつけた枝、
樹形からはみ出る枝をつけ根から切り詰めます。
一気に地きわから切ってしまうと株の勢いがなくなるので注意します。
マンリョウは自然樹形でもまとまるので、こまめな剪定は不要です。
 
・増やし方
センリョウ・マンリョウは、実生と挿し木で増やすことが可能です。

実生は昨秋収穫した果実の果肉を取り除き、
2月下旬~3月中旬にまきます。
芽が出るまで3~4ヶ月かかるので、
土の表面が乾かさないように注意します。

挿し木は5月~6月が適期です。枝を2~3節ぐらいのところで切り取り、
先端の4枚ぐらいを残し、下の葉は取り除きます。

・施肥
草木灰、骨粉、粒状化成肥料など、リン酸やカリ分を含む肥料を与えます。
ただし多く与えすぎると枝葉ばかり伸び、実付きが悪くなるので注意します。

・病害虫
風通しの悪い場所でカイガラムシが発生する場合があります。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・強い直射日光や西日は苦手で、半日陰の場所を好みます
・腐葉土のような適湿な土を好み、乾燥は苦手です。
・冷たい風や霜に当たると枝枯れを起こすので注意します。