ヒイラギナンテンの育て方｜落葉期に樹姿をコンパクトに剪定 - 花と木の育て方│元気に生長させる栽培のコツ！

ヒイラギナンテンの花

ヒイラギナンテンの実

科名：メギ科
形態：常緑低木
英名：Mahonia
学名：Mahonia japonica
原産：中国
開花：4月中旬～5月

「ヒイラギナンテン」と呼ばれている名前の由来は
葉っぱがヒイラギ、枝や樹姿がナンテンに、
似ているところからつけられた説があります。

古来よりトゲ状の葉が邪気を撃退すると
いわれているぐらい葉のとげは鋭いので、
よく通る場所や通路わきに植えるのは避けた方が無難です。

・品種
とげのないホソバヒイラギナンテン、
よい香りのするセイヨウヒイラギナンテン「チャリティ」や
冬に開花するものなど多くの品種があります。

■ヒイラギナンテンの育て方 栽培方法

・苗選び
葉が生き生きとして元気がよいものを選びます。
花穂の大きさで印象も変わるので
自分の好みの品種を前もって決めておきます。

・植え付け
東京以北では4月中旬～5月、8月下旬～10月に
日当たり、水はけのよい場所に植えます。
やせた土地では腐食質を含む土を使い、高植えにします。

・剪定
落葉期の11月～2月に枝を5本ぐらい、葉を4枚ぐらい残し、
古い枝葉を整理し、樹姿をコンパクトにまとめます。
ヒコバエは枝を更新する以外は、すぐに切り落とします。

・増やし方
秋に熟す果実を実生として、
果肉をとり、2月下旬～3月上旬にまきます。

・施肥
1月～3月、油かすに骨粉を1割まぜ、2握りほど与えます。

・病虫害
風通しが悪いとテッポウムシやうどんこ病が
発生する場合があるので注意します。

育て方のポイント！
・日陰や大気汚染には強いですが、乾燥には弱いです。
・寒さにはあまり強くないので、東北以北での地植えは難しいです。
・日当たり～半日陰の場所で、強い風や西日が当たらない場所が理想的です。