サンセベリアの花
サンセベリアの苗
サンセベリア(Sansevieria trifasciata)は、
古くからトラノオと名前がついて親しまれていましたが、
よくマイナスイオンを発生させることがわかり、
再び注目を浴びることになりました。
出回っているほとんどの種類が斑点入りの「ローレンティー」ですが、
ロゼット状の「ゴールデンハーニー」などもあります。
熱帯アフリカ産の乾燥している場所が原産のため、多肉種の葉を持ち、
乾燥にはとても強く、あまり手入れにかまわない方が元気に育ちます。
■サンセベリアの仕立て方
矮性種はミニ観葉でも楽しめますが、
新しい茎が地表に表わになり、どんどん子株を出して増えるので、
ほとんどは中鉢以上に仕立てます。
大きくなると葉の先が鋭くとがったり、倒れやすくなることを考えて、
飾る場所を選びます。
■サンセベリアの育て方 栽培方法
・置き場所
サンセベリアは気温が高い時に沢山太陽光を当てると
良く育ちますが夏は葉が焼けるので光を遮断します。
部屋の暗い場所でも枯れず、かなり耐陰性は強いですが、
できるだけ日がさす明るい窓際に置くようにします。
耐寒性はとても弱いので水やりを止め、
休眠状態で冬を越せるようにします。
・水やり
栽培を失敗してしまうほとんどの原因が過湿と低温です。
鉢の土が乾いてから与えますが、
慣れないうちは水を与えても良いかなと思っても、
1日待ってから与える位でちょうど良いでしょう。
水が切れて枯らしてしまうことは、まずありません。
特に低温条件や太陽光が不足した場所では、乾燥気味に管理します。
冬は水を与えず、充分気温が高くなってから水やりを再開します。
・仕立てなおし方・株分け
冬に水を切った株は、春に暖かくなった場所で水を与えると、
新しい芽が育ち生長が始まります。
太いほふく茎が鉢の土の浅い部分をはい、
節から芽と根を出して子株を作ります。
すぐ鉢が一杯になるので、これを切り分けて植えつければ、
新株を容易に作ることができます。
子株はある程度の大きさに成長してから切り分けた方が、
その後の生長もよくなります。
葉ざしも簡単に根を出しますが、斑点入りの種類では、
先祖がえりをしては斑点が消えてしまうのが難点です。
・施肥
サンセベリアは生長期に月に1回、
緩効性化成肥料を与えます。
冬は肥料を与えません。
・病害虫
カイガラムシが発生したら薬剤で駆除します。
育て方のポイント!
・鉢一杯になったら株わけをする
・冬は水を与えない
・寒さには弱いので、休眠状態で越冬する