トルコキキョウ、アレンジに美しい
トルコキキョウ リシアンサス
トルコキキョウ(Eustoma、学名:Eustoma grandiflorum)は、
リンドウ科ユーストマ属、北アメリカが原産地です。
一年草と多年草があります。
別名ユーストマ、リシアンサスなどとも呼ばれています。
キキョウに似ていますが、リンドウの仲間に入ります。
主な種類
・高性種 主に切り花用
・矮性種 コロネットシリーズ 鉢花に最適
いずれも、形状・紫、ピンク、
白字に紫やピンクの縁取り、
一重咲きのほか八重咲きもあります。
生け花や花束としても美しいですが、
鉢花も凛としてかわいいです。
つぼみが、少しずつ開いていく様子も、
清楚な気持ちをもたらしてくれるでしょう。
タネまきをする場合は、9~10月頃がよく、
5~9月まで花が咲きます。
■トルコキキョウの育て方 栽培方法
・苗選び
タネから育てることは、
やや難しいので、苗を求めるとよいでしょう。
節の詰まった茎が太い丈夫な株、
かつ花と葉の色つやのよい苗を選びます。
つぼみが多いものが、花を長く楽しめるでしょう。
・置き場所
日当たりがよく風通しのよい屋外で育てます。
雨が当たらない場所がよいでしょう。
直射日光は避けるようにし、
真夏は涼しいところに置きましょう。
・水やり
土が乾いたら、たっぷりと水を与えます。
・花がら摘み
花が終わったら、花茎から切り取ります。
まめな花がら摘みをすると、
株が弱るのを防ぎ、花を長く楽しめます。
花が終わった茎を、1/3ほど切り戻します。
・肥料
花が終わってからで、だいじょうぶです。
追肥として、緩効性の化学肥料を株元に施します。
・増やし方
9~10月ころにタネまきで増やせます。
ピートバンに底面吸水させたものに、
ばらまきをします。
覆土はしなくてもかまいません。
本葉が2~3枚になったら、
3号ポットに鉢上げをします。
水はけのよい培養土に、
緩効性の化学肥料を混ぜたものを使います。
苗は室内で冬越しをさせます。
春になったら3~4月を目安に定植をします。
鉢花として育てるには、4.5~5号鉢に1株を、
プランター植えの場合は、15~20cm間隔で、
植え付けます。
タネをとるには、咲き終わった花を一部残して、
タネを実らせておきます。
・病害虫
花やつぼみにつく、スリップには、
マラソン剤などをまきます。
葉が黄色っぽく枯れてきた症状は、
灰色カビ病のおそれがあります。
POINT!
・雨に弱いので長雨のとき屋根のある場所に
・咲き終わった花はこまめに摘みとると花が長く咲く
・タネからの栽培は少し難しいが咲いたときは格別!