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ナスタチウムの育て方 夏越しして再び開花

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ナスタチウム、鮮やかなオレンジが美しい


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ナスタチウム、元気な黄色も人気


ナスタチウム(Nasturtium、学名:Tropaeolum majus)は、
ノウゼンハレン科ノウゼンハレン属、 
南アメリカ原産の一年草です。
別名キンレンカ、ノウゼンハレンなどとも、
呼ばれています。 

エキゾチックな花として評価が高く、
観賞用のほか、花や葉やタネを食用で、
i色と味が楽しめることから、幅広く愛されています。

草丈はもともと1mを超えますが、
矮性種は30cmくらいです。
ハスのような葉の形をしていて、
花色は、オレンジ、黄、紅、ピンクなど、
みごとなまでに鮮やかです。

吊り鉢に植えても、寄せ植えにしても
楽しめる草花です。
サラダやケーキなどの彩として、
ワサビのような味のハーブとしても大活躍します。

家庭菜園の片隅に植えておくと、
花びら、葉、タネを食用にできるので、
たいへん便利です。

4~5月のタネまきで、5月半ば~10月まで花を咲かせます。


ナスタチウム育て方 栽培方法

・タネまき
4~5月にタネをまきます。
タネを一晩水につけてから皮をむいてまくと、
発芽率がよくなります。
発芽処理をしてあるタネもあります。

培養土を3号ポットに入れて、1粒ずつまきます。
深さは1cmくらいにします。

5~6号鉢に直接まいてもかまいません。
5か所に2~3粒ずつまき、間引きをして、
丈夫な苗を残します。

・ピンチ
本葉が4~6枚くらいになったら芽を摘みます。

・定植
6~7月ころポットの根がいっぱいになったら、
水はけのよい培養土に緩効性化学肥料を、
混ぜたものに植えます。
鉢植えには、4.5~5号鉢がよいでしょう。
プランターには、15~20cm間隔に植え付けましょう。

・置き場所
ナスタチウムは、高温多湿が苦手です。
日当たりがよくて、風通しのよい場所がよいでしょう。
真夏は、直射日光が当たらない、
明るい日陰に移します。
夏越しを上手に過ごせば、秋に再び花が咲きます。

・水やり
土が乾いたら、たっぷりとあたえます。
過湿にならないように気を配ります。

・肥料
元肥として、緩効性の化成肥料を施します。
花が咲く時期には、月に1回くらい、

株元に窒素分が少なめの、化成肥料を置き肥します。
リン酸がメインの液肥を、与えてもよいでしょう。

・増やし方
ナスタチウムは、挿し芽で増やせます。
6~7月ころに、6~7cmに切った挿し穂の、
下葉を落として、赤玉土に挿します。

水に挿しても発根します。
発根したら、プランターなどに、
15~20cm間隔で植えます。

・病害虫
ハダニが発生しやすいです。
葉の表裏に水をまく葉水で抑制できます。
ナメクジにも好かれますが、
見つけたら捕殺します。

kurukuru.gifPOINT!
・日当たりがよくて、風通しのよい場所に
・真夏は、直射日光を避け明るい日陰で育てる
・葉の表裏に水をまきハダニを抑制