ミモザ、愛らしく開花します
ミモザのリースもステキです
科名:マメ科
形態:常緑高木
英名:Cootamundra wattle(ギンヨウアカシア)
学名:Acacia baileyana(ギンヨウアカシア)
原産:オーストラリア
開花:2月下旬~3月
「ミモザ」という名の由来は、葉に触れると、
古代ギリシアの身振り劇ミモス"mimos"
(パントマイムの前身)のように動くところから、
名前がついた説があります。
鮮やかな黄色の小花が咲くイメージから、
ミモザサラダ、カクテルの名前など、
食べ物にも使われているほど、
人気が高く、親しまれている花木のひとつです。
・品種
アカシアは明治時代にオーストラリアから持ち込まれました。
その中でもフサアカシア、ギンヨウアカシアが、
ミモザとして該当します。
また矮性種から高い木、花つき、葉の形など、
さまざまな品種が改良され、育てられています。
寒さに強いのは、ギンヨウアカシア、フサアカシアですが、
寒い地域では鉢植えで育てる方が安心です。
■ミモザの育て方 栽培方法
・苗選び
2月~3月ぐらいから売り出されます。
苗木は倒れやすいので、しっかりとした、
枝や幹のものを選びます。
また通信販売などでは株立ちや矮性種を選ぶと、
スタンダード仕立てや生け垣にも使うことが可能です。
・植え付け
ミモザの植え付けは、4月中旬~5月に、
日当たりと水はけのよく、強風が吹かない場所に植えます。
植え付けた後は支柱を立て、苗木をしっかりと安定させます。
・剪定
生長が早く、強風が吹くと生育途中の幹の細い苗木、
長く伸びた枝が折れてしまうケースがあります。
台風シーズンの前に花が終わりしだい、
早めに切り詰め、樹形を小さくした方が無難です。
3月中旬~4月にわたって、花が終わり新梢が伸びる前に、
伸びすぎている部分を剪定し、
風通しや日当たりが良くなるよう整理します。
・増やし方
ミモザは実生で3月中旬~4月中旬に増やします。
タネは種皮を傷つける、あるいは熱湯で15分ほど、
煮た後にまくとよく育ちます。
・施肥
マメ科特有の根粒菌を持っているので、
特別には肥料を与える必要はありません。
しかし鉢植えの場合は骨粉と油かすを同じ量まぜたものを、
1月~2月、3月~4月、9月上旬に少しずつ与えます。
・病虫害
生育したミモザは病害虫に強いですが、
若木はテッポウムシやアブラムシが発生したら、
すぐに駆除します。
育て方のポイント!
・倒れやすいので、支柱を立てて固定します。
・若木のうちは枝がよく伸びるので、まめに剪定します。
・剪定が遅くなると翌年花が咲かなくなるので注意します。