ボタン、庭をぱっと明るい雰囲気にしてくれます
ボタン、ボリュームがあり豪華です
科名:ボタン科
形態:落葉低木
英名:Peony
学名:Paeonia suffruticosa
原産:中国
開花:1月~2月 4月中旬~5月中旬
「ボタン」という名の由来は、中国から渡来した花木で、
漢語「牡丹」の音読みからきた説と、
ギリシャ語「植物」の意味「Botane」の音からきた説がありますが、
どれが本当かよくわかっていません。
原産地の中国や日本はもちろんのこと
欧米でも人気が高く、セイヨウボタンと
呼ばれている品種群もあります。
・品種
ボタンは奈良時代に中国から持ち込まれ、
品種改良も盛んに行われ、園芸品種は多く存在します。
大きさは巨大輪から小輪までそろっており、
花の色はピンク、赤、白、黄色、絞り模様が入るものなど、
花弁は一重、八重はもちろん、千重、万重など
ボリュームがある花姿を楽しむことができます。
■ボタンの育て方 栽培方法
・苗選び
春に花が咲いている鉢植え、秋に接ぎ木苗が売られるので、
品種を確認し特徴などをチェックしながら購入します。
・植え付け
ボタンの植え付けは秋のお彼岸から11月上旬が適しています。
日当たりがよく、水はけのよい広い場所に植えます。
風通しがよく、午後からの日射しを避けることが
出来る場所だとなお理想的です。
根がよく広がるよう大きめに穴を掘り、堆肥を入れ、
接ぎ口を5cmほど埋めるように高植えにします。
たくさん水やりをし、堆肥やワラを敷き、乾燥から守ります。
・剪定
新しい枝は切れないので、寒さが厳しくない
11月~12月、2月ごろに花芽の上で切り詰めます。
背が高すぎた場合は、古い枝にある芽の上で
切り詰めて樹形を低くまとめます。
・増やし方
ボタンは接ぎ木で9月上旬~9月中旬に増やします。
台木はシャクヤクの根を使い、
穂木はその年に伸びた枝を10cmぐらいの長さに
切り取って使用します。
・施肥
花のためには2月の寒肥が大切です。
鶏のふんと堆肥をまぜ、根元にばらまきます。
また開花後、8月下旬~9月上旬に
骨粉と油かすを同じ量まぜたものか
粒状化成肥料を3握りほど根元にまきます。
・病虫害
地面近くに発生する白絹病は、
株を抜いて焼却処分にしないと被害が広まってしまいます。
土にも殺虫剤を撒き、花が終わった後と生長期は、
定期的に殺虫剤をまきます。
育て方のポイント!
・夏は西日をさけて、乾燥しない場所に植えつけます。
・日当たりが悪いと花が咲かないので、半日陰の場所に植えます。
・花が終わったらすぐ花からをつみ、木が疲れないようにします。