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ユリ 花後の手入れのコツ

  • 投稿日:
  • by flower777
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Casa Blanca (2).JPG
カサブランカもじょうずに育てると翌年も咲いてくれます


ユリはユリ科ユリ属の球根植物です。
北半球の亜熱帯から亜寒帯にかけて100種類近くが自生しています。
このうち日本には15種類が分布しています。

日本で生まれたユリは野生のままでも大変美しく、
観賞価値が高いと愛好する人たちの間でもよく知られています。

咲き終わった後の手入れをきちんと行っておくと、
翌年も美しい花を楽しめるようになります。


teppoyuri (2).jpg
テッポウユリは丈夫ですので、毎年よく咲きます


■ユリ 花後の手入れのコツ

1.ユリの球根の特徴
ユリの球根は、鱗片(りんぺん)に蓄えられた養分を
外側から使って生育します。

鱗片とは球根を保護している小さな葉のような形状のものです。

また光合成された養分によって球根内部に次々と
鱗片が作られ、球根は肥大、生長していきます。

このため土壌が肥えた環境のよい場所に植えておき、
花後のお礼肥を与え、自然に枯れさせておけば、
数年間植え替えをする必要もなく毎年開花してくれます。

2.鉢植えユリの花後の手入れ
鉢植え栽培しているユリは庭植えと違い、
根を張れるスペースが限られた環境です。
根詰まりを防ぐためにも植え替えが必要です。

花が咲き終わった後は、花弁だけではなく子房ごと取るようにします。
そのままにしておくとタネができ、養分が取られてしまうからです。

茎が青いうちはそのままにしておきます。
茶色く枯れてきたら力を入れなくても、自然に引っこ抜くことが可能です。

庭に植え替えるスペースがある時は、
鉢から根鉢を崩さないよう、
そのまま移動させた方が簡単です。

鉢に植え替える時は大きめの深鉢を用意し、根が十分張れるようにします。
用土は水はけのよいものを使い、緩効性化成肥料を用土1リットル当たり、
3~5グラムほど混ぜます。

冬場でも暖房の効いた室内には置かないようにします。
鉢土が凍らない程度の温度が保てる環境が必要です。

ユリの球根は寒さにあうことで、花を咲かせることが可能になります。
過保護にならないようにして、準備をしましょう。

■参考
・わかりやすいユリの育て方
・ユリ育て方12ヶ月