アサガオの双葉の芽生えが楽しみ
アサガオの品種が分かるように植えよう
アサガオの行灯作り
アサガオ(朝顔 学名:Ipomoea nil)は、
日本ではもっとも愛され親しまれている、
ヒルガオ科つる性の一年草植物です。
アサガオは、夏の風物詩としても、
たいへん風情のある花です。
小学校の観察日誌にもよく出題されます。
大きく分けると2種類になります。
・亜熱帯アジア原産種
日本で開発された品種が多く、
花の大きさもさまざまで、
個性的です。
・熱帯アメリカ原産種
白、ピンク、水色、赤などの花色で、
つるの伸びが良いので、
生け垣にはわせたり、
すだれのように使うと綺麗です。
どちらも、7月初旬頃から、
9月くらいまで花が咲きます。
西洋朝顔は、開花時期が遅いです。
例えば、ヘブンリーブルー(西洋朝顔)の開花は、
早くても8月下旬からで、
たくさん咲き出すのは10月です。
堅強な朝顔ですので、お勧めです。
■アサガオの育て方 栽培方法
・タネまき
アサガオのタネまきは、
5月上旬から中旬が目安です。
多少遅くまいても、かまいません。
丈が短かめで小さめに生長します。
発芽しやすいように、
タネの皮に刃で傷をつけてから、
水に一晩つけておきましょう。
水を吸わせ膨らんだタネは、
1~1.5cmの深さに埋め、
4~5cmくらいの間隔でまきます。
*現在は、発芽処理してあるタネが、
多く販売されているので、
そのままでも発芽しやすいです。
・植え替え
アサガオは本葉3枚が植え替え時です。
根を崩さないよう、植え替えましょう。
5~7号鉢の底に、
害虫が入らないように、
網(キッチン用ネット、金網など)を敷き、
3cmほどゴロ土や鉢底石を入れて、
水はけの良い培養土を入れます。
植え替えが終わったら、
水をたっぷり与えてください。
プランターを使う時は、
15~20cmくらいの間隔で植えます。
3~5日後、根がしっかりはってから、
日光がよく当たる場所に移動しましょう。
・置き場所
アサガオは日当たりの良い場所を好みます。
風通しが良い屋外が最適です。
・水やり
土の表面が乾いたらたっぷりと与え、
花が咲きだしたら多めにします。
真夏は朝と夕方を目安に、
乾いたらたっぷり与えます。
・行灯(あんどん)づくり
7号くらいの鉢に2~3つタネをまきます。
ふた葉が出てから、元気が良い苗を1本残します。
混合で楽しみたい場合は、2本、残します。
やや大きくなったら支柱を立てます。
本葉8枚を残して摘心します。
こうすると、わき芽が出て、
花芽が多くつきます。
わき芽が増えてきたら芽を3~4つ残し、
支柱につるを右まわりにまきつけます。
・肥料
まず、緩効性の化成肥料を元肥で土に混ぜます。
窒素が多いと、花芽が付きにくく、
葉ばかり茂ってしまいます。
月に1~2度の液肥でもだいじょうぶです。
朝の早い時間に薄めの液肥を与えます。
・増やし方
タネで増やします。
アサガオのタネは、8月に咲いた花から、
採種すると良いタネが採れます。
乾かして、封筒に入れ、さらに缶に入れて、
冷暗所に保管します。
品種名と採取日を書いておくと便利です。
・病害虫
アブラムシは、手で取り除くか、オルトラン粒剤、
ハダニには、アカールやケルセンなどで防ぎます。
POINT!
・日当たりのよい屋外で育てる
・水はけがよく肥えた土を好む
・摘心してわき芽を出すと花がたくさんつく
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