スポンサードリンク

ナニワイバラの育て方|新芽を生かし古い枝を剪定

naniwaibara001.jpg
ナニワイバラの花


naniwaibara002.jpg
ナニワイバラ、フェンスにも仕立てやすい


ナニワイバラ(学名:Rosa laevigata)は、
バラ科バラ属の耐寒性のつる性低木です。
4~5月ころに花の見ごろを迎えます。
別名ロサ・ラビガータなどとも呼ばれています。

主な原産地は中国です。
関連種は、ノイバラ、ハトヤバラ、
キモッコウバラなどがあります。

半常緑性の野生種で、ウメに似た大きな白い花を咲かせます
花は一重咲き一季咲きです。
樹高は1年で5mほど育つこともあります。
温暖な地域では野生化しているほど、
とても増えやすく、病気にも強いです。

花からはほんのり香りがします。
大株になるほど、生育が旺盛なので、
トレリスやフェンスやアーチなどに、
誘引したりするのもよいでしょう。
樹勢を整えて、盆栽仕立てにして、
花をじっくり鑑賞するというのも趣があります。


naniwaibaraC.jpg
ナニワイバラ、管理しやすく美しい


ナニワイバラ育て方 栽培方法

・置き場所
日光がよく当たる、屋外で育てるとよいでしょう。
風通しのよい環境だと、病気の予防にもつながります。

庭植えの場合も、混植しないで、
ゆったりと、苗を植えるとよいでしょう。

・水やり
鉢植えの水やりは、鉢土の表土が乾いたら、
たっぷりが原則です。
庭植えの場合も、土が白く乾いている時には、
じゅうぶんにあたえるとよいです。
いずれも、一年中水やりが必要ですが、
とくに花が咲いている時と夏の暑い時期は、
水を切らさないようにしましょう。

・肥料
ナニワバラは、肥料を欲しがる性質があります。
4月と5月に肥料をほどこします。
春先には、リン酸が多く含まれた、
肥料をあたえるのがよいです。

つぼみが形成されるころになったら、施肥を休みます。
花が咲き終わったら、有機質の固形肥料を置き肥します。

・手入れ
花がらを放置せずに、こまめに摘み取ります。
花が終わった枝を切り戻しましょう。
伸びた枝も必要に応じて、
支柱を立てたり誘引するなどします。

12~1月に、剪定をします。
新梢を出来るだけ残し、3年以上の古い枝を、
株元から切ります。
葉が付いてない枝や、下向きの枝のほか、
混みあいそうな余分な枝も、切り詰めるとよいでしょう。

・植え付けと植え替え
9月下旬~10月上旬に、植え付けをします。
ナニワイバラの植え替えは、
2~3年ごとに行うとよいでしょう。

古土を1/3ほど残して、腐植質が豊富で、
水はけのよい用土に植え替えます。
市販のバラ用の培養土や、
赤玉土と腐葉土を混ぜた土などを用います。

・増やし方
挿し木やタネで増やします。
ナニワイバラは、挿し木での繁殖が一般的です。
6月~7月初旬に、花が咲き終わった、
新しい芽のついた枝を、3~5㎝くらいに切って、
用土に挿します。

・病害虫
うどんこ病と黒星病の予防をします。
うどんこ病は、窒素分の多い肥料のあたえすぎに、
気を付ければ、予防になります。

肥料をほどこしたのに、生育が悪いときは要注意です。
黒星病は、梅雨や長雨のような多湿の時にかかりやすく、
葉が落ちてしまうとよくありません。

他の園芸品種と比べても、病害虫に強いので、
心配はないでしょう。

いずれも、株は蒸れないように、
枝を切り詰めるなどして、風通しのよい状態にします。

kurukuru.gifPOINT!
・通年日当たりのよい環境で育てる
・水はけがよく肥えた土に植える
・新しい芽を生かして古い枝は切り詰める

>>ナニワイバラの苗を見てみる