花の一つ一つが愛らしいです
サルスベリの樹高は3~9mと品種によって幅があります。
ふやし方は挿し木、接ぎ木、取り木で可能です。
夏を代表する花木のひとつです。
7~9月ごろまで咲き続ける花は、淡い紅色の6弁花です。
枝を横に広げる性質を持っています。
周囲にある程度の広さを用意した場所に植えます。
移植を嫌う木ですが、日陰では花つきが大変悪くなります。
植える場所をよく考えてから植えつけます。
夏の空に似合います
■サルスベリの品種
1.サルスベリの特徴
サルスベリは中国が原産です。
日本には江戸時代に伝わってきました。
暑さに強いため、これからますます需要が高まる可能性が高いです。
基本種の赤い花が咲く種類は、樹形が横に広がる性質を持っています。
よって植え場所が狭い場合は、紫花や白花の種類を選択していました。
現在ではアメリカでも盛んに苗を育てており、
矮性種など新しい品種も増えています。
今までとは違った用途でサルスベリを楽しむ可能性が出てきています。
2.サルスベリの品種について
・「カントリーレッド」立ち性の赤花品種です。
枝が広がらないので、狭い場所に適しています。
・「サマー&サマー」「パープルクイーン」
縮れたピンク色の花が咲き、樹高はあまり高くならない園芸品種です。
・「ペパーミント・レース」日本名は「夏祭り」です。
赤に白覆輪が入った珍しい複色品種です。
・「ナチェス」(白花)「マスコギー」(紫)「タスカローラ」(赤)
アメリカで育成された耐病性の強い品種です。
幹がまっすぐのび花穂が大きいのでゴージャス感があります。
・「チカソー」は矮性種で赤い花が開きます。
葉も小さく、背丈も大きくなりません。
また病気にも強いので、手入れが簡単です。
・「舞姿」(赤)「風化火」(紫)「雪蛍」(白)
這い性の品種です。浜名湖花博の一般公募から名前がつけられました。
地面を這うように伸びるので、グランドカバーに使えます。
また立ち性の木に高つぎをして、スタンダード仕立てに
形を整えることも可能です。