クレマチス、人気の薄紫の花
クレマチス、白万重常緑
クレマチス、ダッチェス オブ エジンバラパテンス
C)ペットエコ&ザガーデン楽天市場店
クレマチス(Clematis)は、
日本原産のテッセン(鉄線)やカザグルマ(風車)が、
ヨーロッパで品種改良された、蔓性の多年草です。
垣根に使われるつる植物として人気があり、
「蔓性植物の女王」とも言われています。
行灯づくりで鉢植えにもできます。
5月~8月に、紫や青紫の花が涼しげに咲きますが、
花びらのように見えるのは、実はガクです。
■クレマチスの育て方 栽培方法
・置き場所
日当たりの良い屋外に置きます。
クレマチスは高温多湿を嫌うので、
真夏は直射日光を避けて涼しい場所に置き、
梅雨や秋の長雨の時期は、
雨がかからないように軒下に移します。
クレマチスは繁殖力が強く、鉢底から根が伸びるので、
地面に直置きにしないで台の上で管理します。
レンガなどでゲタを履かせると、風通しもよくなります。
・水やり
乾燥に弱いので、土が乾いたらたっぷり水を与えます。
真夏は1日に2回、朝夕に与えます。
・剪定
クレマチスの品種によって若干異なりますが、
四季咲きのクレマチスは、その年に伸びた枝に花が咲くので、
一番花が終わったら花がらを摘み、
1/3くらい切り戻すと、再び花が咲きます。
このように花の1~2節下で切って、
二番花を咲かせる剪定を弱剪定といいます。
花を大きくしたい場合は、新枝の元を1~2節だけ残して切り落とす、
強剪定を行います。
・植え替え
クレマチスの植え替えは、2~3月頃が最適です。
酸性土を嫌うので、
水はけのよい培養土に石灰をすきこんで使用します。
市販の草花用培養土か、
赤玉土(小)6:腐葉土3:バーミキュライト1に、
緩効性化成肥料を3g/L混ぜて、
根鉢を崩さないように植え替えます。
1~2節埋め込むぐらいの深植えにしましょう。
つるが伸びてきたら支柱を立てて、誘引します。
・施肥
元肥のほかに、月1回を目安に、
緩効性化成肥料を置き肥として施します。
窒素が多すぎると、葉ばかり茂って、
花が咲かないことがあるので、注意します。
・病虫害
大小の虫こぶをつくり、根を腐らせたり葉を枯らせたりする、
センチュウ類(ネマトーダ)を予防するためにも、
地面に直接置かず、台の上で管理した方がよいでしょう。
アブラムシやアオムシは、オルトラン粒剤を株元にまいて防除します。
立ち枯れ病に罹ってしまうと、花が咲きません。
効果的な薬剤がないため、
立ち枯れ病になった株は抜き取るしかありません。
病気に負けない元気な株にするために、
日光に十分当てて株の生長を促すのが、一番の予防法です。
POINT!
・一番花が終わったら1/3くらい切り戻すと再び花が咲く
・真夏の直射日光と梅雨の長雨は苦手
・植え替えは、2~3月頃が最適