エリカ・ブライダルヒース
エリカは、耐寒性のある常緑低木です。
エリカの種類は、600種類以上とも言われていて、
さまざまな原種が人気です。
大きく分けるならば、ヨーロッパ系のエリカと、
南アフリカ系のエリカの2つに分類分けされます。
エリカ・クリスマスパレード
■エリカの種類は?
1.ヨーロッパ系のエリカ
ヨーロッパ系のエリカは、高温多湿に弱い傾向にあります。
ただし、耐寒性は、南アフリカ系のものと比べて強いですから、
日本では、北海道や、東北地方などの寒冷地での栽培がお勧めです。
このあたりは、ヨーロッパの気候に近いところに準じています。
エリカ 'ギルレン'、エリカ 'ウインター・ファイアー'、
エリカ 'クリスマス・パレード'が代表種です。
2.南アフリカ系のエリカ
逆に、南アフリカ系のものは、ヨーロッパ系のものとは違い、
ある程度、暑さへの抵抗力もあるため、
関東地方や、関西方面、九州地方などの、
地域でも栽培しやすい種類だと言えます。
どちらにするかは、日本の何処に住んでいるか、
ということをポイントに決めると良いですね。
ジャノメエリカ、ファイアー・ヒース、エリカ・シャミソニス、
エリカ 'メイ・クイーン・イナ'などたくさんあります。
エリカ・ダーレンシス
3.さまざまなエリカの種類
エリカは、開花期の長いものが多く、1度咲いた花は、
1ヶ月以上楽しむことができます。
種類によっては、花の終わりに落ちてしまうものと、
落ちずにそのまま残るものとがあり、
エリカの中でも、さまざまな形態があります。
スズランエリカや、エリカ・コロランス・ホワイト・デライトなどは、
落ちずに長く残るものになるので、花の終わりに色が変化します。
白い花が、赤みのあるカラーに変わりますが、
これは、丈夫に育っている証拠であり、栽培のトラブルではありません。
もともと、白い花を咲かせるエリカの場合は、
こういった、花色の移り変わりを楽しむこともできます。
もともとの花色が赤色系のエリカの場合は、花色が変化しないまま、
長く留まりますので、長期間、そのまま花が楽しめます。
このように、大きく分けたヨーロッパ系、南アフリカ系の種類の他、
エリカは、さまざまな種類がありますので、
いろいろな種類を育ててみるのも、1つの楽しみ方です。
■参考
・エリカの花が咲かない理由は?
・エリカの花が落ちてしまう理由は?
・エリカの花後の手入れの仕方
・エリカの栽培 夏越しと植え替えが大切