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ジンチョウゲの育て方 剪定は8月前に

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ジンチョウゲは、上品な良い香りが魅力で栽培しやすい


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シロバナジンチョウゲ、可憐だが香りはやや薄い


ジンチョウゲ(沈丁花)は、中国原産の常緑低木です。
香木の沈香のような良い香りがして、
丁子(ちょうじ、クローブ)のような花をつける木、
という意味から、沈丁花という名前がつけられました。

3月~4月頃に開花します。
白にワインレッドがかった小花が、
かたまって咲く品種が最も一般的です。

その他の種類は、花が白いシロバナジンチョウゲ、
葉の縁に斑が入ったフクリンジンチョウゲ、
赤い実を楽しむミナリジンチョウゲなども人気です。


ジンチョウゲ育て方 栽培方法

・置き場所
日当たりの良い屋外に置きますが、
冬は出来るだけ寒風が当たらない場所で管理します。
夏は西日を避けた場所におきます。

・水やり
土が乾いたら、水をたっぷりあげます。

・剪定
ジンチョウゲは剪定をしなくても自然に形がまとまりますが、
姿がやや乱れてきたり、混みあってきたら、
花が終わった5月~6月頃にこんもりと丸く刈り込みます。

終わった花は、その枝のすぐ下の分枝したところで切ります。
冬を越して2月頃に、徒長枝を軽く整えると、花付きが良くなります。

ジンチョウゲの花芽は、新しく伸びた枝に出来るので、
剪定は8月になる前に行いましょう。
8月以降に剪定すると、
できた花芽を切り落としてしまうことがあります。

・挿し木
ジンチョウゲは挿し木で増やします。
挿し木は、5月中旬~6月に行います。
元気の良い新芽を10cmの長さに切り、
切り口が斜めになるようにカットして挿し穂をつくります。

下葉を落として鹿沼土に挿します。
水はたっぷり与えましょう。

2ヶ月くらいで発根するので、3号ポットに植え替えます。
その後は、生長に応じて植え替えていきます。

・植え替え
株を抜き取り、根鉢を軽く崩して、
一回り大きな鉢に植え替えます。

水はけが悪いと根腐れを起こすことがあるので、
水はけが良く、保水性のある培養土を用います。
元肥として、緩効性化成肥料を混ぜます。

ジンチョウゲは根が太く、枝分かれしにくい性質があるので、
一度根を傷めるとなかなか根付きません。
植え替える時は、根を傷めないように気をつけます。

・施肥
元肥のほかに、寒肥として2月に発酵油かすを施します。

・病虫害
ジンチョウゲは病虫害に強く、アブラムシがつく程度です。
アブラムシはマラソン乳剤で駆除します。
その他の注意点は、水はけが悪いと根腐れを起こします。

kurukuru.gifPOINT!
・水はけが悪いと根腐れを起こす
・剪定は、8月になる前に行う
・植え替え時は、根を傷めないように