リンゴの実りは美しい
王林も人気の品種
科名:バラ科
形態:落葉高木
英名:Apple
学名:Malus pumila
原産:東・南ヨーロッパ
開花:4月下旬
「リンゴ」と呼ばれている名前の由来は
「林檎」という漢字と一緒に日本に入り、
利牟古(りむご)と呼ばれていたことから変化した説と
平安時代中頃の書物『和名類聚抄』に「利宇古宇(りうこう、りうごう)」として
リンゴが記述されており、これが変化した説などがあります。
しゃきっとした歯ごたえがあり、甘酸っぱい果実は、
生で食べるのはもちろん、ジャムやジュース、
アップルパイなどの加工品にもよく使われています。
1日1個のリンゴは医者を遠ざける
(An apple a day keeps the doctor away.)ということわざがあるぐらい、
リンゴは昔から栄養価が高い果物として愛されてきました。
・品種
リンゴの品種は数多くありますが代表的なものは、
国光とデリシャスをかけあわせたふじ、
紅玉とヒメリンゴの交雑種のアルプス乙女などがあります。
■リンゴの育て方 栽培方法
・苗選び
リンゴは自分の花粉で実をつけにくいので、
品種の違う2株以上を植える必要があります。
大切なのは開花期をあわせることと、品種同士の相性です。
・植え付け
12月、あるいは3月に日当たりと水はけのよい場所に植え付けます。
やや大きめに植え穴を掘り、堆肥をよくまぜておきます。
・剪定
リンゴは落葉時期の1月~2月、花芽が小さく判別しずらいので、
切り詰め剪定は行うことは避け、込み入った部分の枝を
つけ根から切り取る間引き剪定を行います。
植えつけから3年目までは冬の剪定を行いません。
樹勢が強いと、枝先から徒長枝が春以降伸びてきます。
6~7月ごろ伸びた枝の先端、あるいは中間部で切り戻します。
・増やし方
リンゴは3月下旬に接ぎ木で増やします。
穂木は3芽ぐらいを残して切り取ります。
高接ぎなどに使う場合は、5芽ぐらいと多くなります。
・施肥
収穫後お礼肥として10月中旬~11月中旬ごろに
油かすに化成肥料や鶏ふんをまぜて与えます。
・病害虫
ハマキムシ、グンバイムシ、アブラムシ、
カイガラムシなどの発生に気をつけます。
育て方のポイント!
・水もちと水はけのよい土を好むので、腐葉土を混ぜて土壌改良をしておきます。
・夏の暑さには弱いため、西日が強くさす場所は避けます。
・乾燥にも大変弱いため、特に夏場の水切れには注意します。