アメジストセージ 紫
チェリーセージ(ホットリップス)
セージ、グアラニチカ
セージ(学名 Salvia officinalis)は地中海原産、
シソ科の多年草または常緑低木です。
和名はヤクヨウサルビアです。
その名の通り、サルビアに近い種です。
5月~7月に紫や白の筒状で唇の形をしている、
唇形花(しんけいか)を咲かせます。
セージの株全体に独特の香りがあり、
古代ローマ時代から薬草やお茶として使われていました。
現在でも葉を乾燥してハーブティーとして飲んだり、
肉の臭み消しなどの用途でハーブとして利用されています。
■セージの育て方 栽培方法
・種まき
4月~5月頃に種をまきます。
平鉢に種まき用土を入れてばら蒔きにするか、
ポットやプランターに3~5粒ずつ点蒔きにします。
セージの種は発芽率が低く、1袋中4~5本しか発芽しません。
さらに成長するのはそのうちの1~2本と思った方がよいです。
ただし、一度大きく成長すると、
丈夫なので、あまり手をかけなくてもどんどん育ちます。
・植え替え
本葉が2~3枚になったら、3号ポットに植え替えます。
セージは酸性土を嫌うので、培養土に石灰をすき込み、
腐葉土と緩効性化成肥料3g/Lを混ぜたものを使います。
ポットやプランターに直まきした場合は、間引きをします。
・定植
株が大きくなったり、ポットが根でいっぱいになったら、
4.5~5号鉢に植え替えます。
プランター植えは、密植すると葉が蒸れやすくなるので、
10~20㎝間隔で定植します。
・置き場所
セージは高温多湿に弱いので、
風通しがよく、日当たりのよい場所に置きます。
長雨に当てないように注意します。
・水やり
乾燥気味に育て、水のやりすぎに注意します。
・切り戻し
冬になると地上部は枯れますが、
根は残っているので翌年の春に新芽が伸びてきます。
枯れ枝は根元から切り戻します。
2~3年すると、株が弱ってくるので、
茎や根を切り戻して若返らせます。
・挿し芽
新芽を7~8cmに切って下葉を取り、
鹿沼土などに挿し、根が出たら植え替えます。
また、土に触れた部分に土を盛っておくだけでも、
発根するので、切って鉢に植えます。
挿し芽は簡単に増やせるので、種から増やすよりも確実です。
・施肥
元肥のほかに、月1回を目安に緩効性化成肥料を施します。
窒素肥料のやりすぎに注意します。
・病虫害
セージは香りが強いため、害虫を寄せ付けません。
病気にも強いです。
POINT!
・発芽率は良くないが、一回生長すると元気!
・乾燥気味に育て長雨や湿気に注意する
・真夏の直射日光は苦手なので移動、日除けを