カンナ、真夏に元気に咲く
カンナの黄色も鮮やか
カンナ トロピカルローズ、ミニタイプで初夏から晩秋まで咲き続ける
カンナ(Canna、学名:C. x generalis)は、
カンナ科カンナ属、熱帯アジア、アフリカ、
中南米などが原産地の多年草です。
別名は、ハナカンナ、オランダダンドクとも、
よばれています。
夏の花壇にはなくてはならない存在です。
矮性種も人気があります。
主な種類
・高性種 1.5~2m
・矮性種 50㎝~1m
カンナは大柄で品種が豊富です。
水揚げが良くなく、切り花には不向きです。
赤、オレンジ、黄色、ピンク、レモンイエローなど、
カラフルな色があり、大きな花をつけます。
カラーリーフとしても楽しめるほど、
葉も花に劣らず色が鮮やかです。
カンナの花言葉は、「永続」「情熱」「熱き思い」。
カンナの常夏を思わせる情熱的な存在感は、
気持ちを高揚させ、元気を与えてくれるでしょう。
いずれも、4月~5月に植えつけると、
6月半ば~10月ころまで花が咲きます。
■カンナの育て方 栽培方法
・植え付け
霜が降りなくなった頃が最適です。
目安として4~5月頃がよいでしょう。
水はけのよい培養土に、緩効性肥料を
混ぜたものを用います。
2~3㎝の深さ、芽が隠れるくらいを目安に植えます。
鉢植えの場合は、矮性種が向いています。
5号鉢に1球がよいでしょう。
プランターや地植えでは、
球根の植え付け間隔は30~40cmとします。
大きな花を咲かせるには、
一番花が終わったら地植えにします。
・置き場所
日当たりのよい屋外に置きます。
・水やり
土の表面が乾いたら、たっぷりと与えます。
・掘り上げ
鉢植えの場合は、10月~11月ころがよいでしょう。
株元で茎を切り落としたあと、
鉢土を崩さないように掘り上げます。
ピートモスなどと一緒にビニール袋などに入れて、
乾燥を防ぎ冷暗所に保管して冬越しさせます。
・分球
植え付けをする4月~5月に行います。
消毒をした刃物で、2~3芽ずつ切り分けます。
切り口には、草木灰をつけて腐敗を予防します。
・肥料
元肥として、緩効性の化学肥料を使います。
9月頃までは、生育に合わせて、
追肥をするのがよいでしょう。
生育期は肥料を切らさないようにし、
それ以外では肥料の与えすぎに注意します。
・病害虫
モザイク病を見つけたら、直ちに抜き取ります。
アブラムシがつきやすいので、早めに防除します。
POINT!
・球根は乾燥が苦手、乾燥を防ぎ冷暗所に保管する
・一番花が終わったら地植えにすると良い花がつく