オウバイ、鮮やかで美しい
科名:モクセイ科
形態:落葉低木
英名:winter jasmine
学名:Jasminum nudiflorum
原産:中国
開花:3月~4月
「オウバイ」という名前の由来は
漢名「黄梅」の音読みからきている説があります。
中国名「迎春花」でもわかるように早春に開花する花木です。
日本に渡ってきたのは江戸時代初期といわれ、
ジャスミンの仲間ですが、花はほとんど香りません。
・品種
ヒマラヤ原産のキソケイや
ウンナンオウバイ(オウバイモドキ)は株立ち状になり、
矮性種としてはヒメオウバイがあります。
オウバイを仕立てるのも楽しみ
■オウバイの育て方 栽培方法
・苗選び
オウバイはどこで切っても元気に新しい芽を出し、
萌芽力も強いので、仕立てもしやすいです。
品種が確かなものを選びます。
・植え付け
オウバイの植え付けは、春のお彼岸後、
秋のお彼岸後ぐらいが一番適しています。
日当たりがよく、水はけのよい場所で高植えにします。
・剪定
小さくまとめたい時は、花が終わった5月ごろをめどに
花芽ができる前に剪定を行います。
若い木のうちは、放っておいてもよく枝を出し、
花もよく咲くので自然樹形に仕立てでかまいません。
込み入った枝を整理する間引き剪定は、
1月~2月、花芽を落とさないように切り落とします。
・増やし方
オウバイは挿し木で増やします。
4月あるいは7月~9月に枝を10cmほどの長さに切り、
土に挿します。急いでいる場合は、
もう少し長い枝でもかまいません。
・施肥
2月~4月に1回、骨粉と油かすを同じ量混ぜたものを、
2握りほどまきます。
・病虫害
特に問題はありません。
育て方のポイント!
・寒さ、乾燥に強い花木ですが、冬の乾いた冷風は避けるようにします。
・日当たりがよく、水はけのよい場所に植えます。
・肥料は与えすぎると枝ばかり伸びてしまうので気をつけます。