サツキ、いよいよ春を感じさせる
科名:ツツジ科
形態:常緑低木
英名:Macranthum Azalea
学名:Rhododendron indicum
原産:日本
開花:5月~6月中旬
「サツキ」という名前の由来は、
花期が陰暦の5月(皐月)である事から,
名前が付いた説があり、
正式名称はサツキツツジです。
サツキはツツジよりも花の咲き始めが少し遅く、
小枝が多く出て花や葉が小さめです。
・品種
原種のサツキをはじめ古品種の昇山、
アザレアとの交配種の真如の月、
咲き分け種の好月など、咲き方も花の色も
さまざまな園芸品種が作られています。
サツキ、品種が多いのも楽しみ
■サツキの育て方 栽培方法
・苗選び
6月ごろの開花時期に花柄がそろっているものを選びます。
根がしっかりと張っていて
枝が八方に伸びているものが理想的です。
・植え付け
サツキは真夏と真冬を除いて植え付けが可能な花木です。
日当たりと水はけのよい場所を選び、高植えにします。
酸性土を好みますが、雨があたる場所なら
特に気にする必要はありません。
根が細く浅く広がっていくので、雨が降らず
乾燥が続く時は、水やりを忘れないようにします。
盆栽や鉢植えには鹿沼土を使用します。
・剪定
サツキの選定は花が終わった直後、
6月~7月中旬できるだけ早い時期に行います。
11月下旬ごろに飛び出した枝などを整理します。
枯らさない剪定のコツは、二芽二葉残しを心がけます。
・増やし方
サツキは挿し木で増やすことが可能で、
湿度が高い6月中旬~7月中旬ごろが適しています。
下の節から根が出やすいものがあるので、
挿し穂を水揚げする時に水中で切り、
しばらく水につけてから挿します。
・施肥
花が終わった後と9月ごろに、油かすと骨粉か
粒状化成肥料を同じ量混ぜたものを、
2握りほど株元にまきます。
・病虫害
シンクイムシ、アブラムシ、ハダニ、
ツツジグンパイムシなどが発生するので
定期的に殺虫剤をまいて防御します。
育て方のポイント!
・半日陰で水気が多い場所を好みます。
・花が終わった後すぐに剪定します。
・冬に親木の剪定を強くすると、よい挿し穂が得られます。