ドウダンツツジの釣鐘のような花は愛らしい
ドウダンツツジの紅葉はみごと!
科名:ツツジ科
形態:落葉低木
英名:White enkianthus
学名:Enkianthus perulatus
原産:南アフリカ、インド
開花:3月中旬~4月中旬
「ドウダンツツジ」と呼ばれている名前の由来は
「とうだい(灯台)」が「どうだん」に変化した説と、
枝別れしている形が宮中で用いられていた灯火(結び灯台)の
脚形に似ていることからつけられた説があります。
スズランのような釣り鐘状の花を楽しめるのはもちろん、
紅葉の季節も十分鑑賞できる花木です。
・品種
白地に赤い縞模様が入るサラサドウダンや
赤い花を咲かせるベニバナドウダン、
樹高が低めのツクモドウダンツツジなど、
園芸品種は豊富です。
■ドウダンツツジの育て方 栽培方法
・苗選び
園芸品種が豊富で、花の色や大きさによって
かなり印象が変わります。
自分の好みを熟慮してから選ぶようにします。
・植え付け
日当たり、水はけ、水もちがよい場所を選びます。
細かい根が広く張るので植え穴は大きめにし、
堆肥を混ぜ込み、土は細かくしておきます。
季節は3月~4月、11月~12月が一番適しています。
・剪定
花が終わった5月ごろすぐに刈り込みます。
紅葉を楽しむために6月中旬ぐらいまでに
樹形を整えられるよう準備しておきます。
太すぎる枝、細すぎる枝を整理する
透かし剪定は落葉時に行います。
透かし剪定と花後の刈り込み剪定は
両方を交互に行うと理想的です。
・増やし方
挿し木で増やすことが可能です。
新しい枝が充分育った6月ごろに
つけ根からはさみを使わず、指でもぎます。
長さは15cmぐらいに切り、元気な枝を鹿沼土を入れた鉢に挿し、
2ヶ月ぐらいで根が生えてきたら来春までそのまま管理します。
・施肥
2月上旬ごろ、油かすに4割ぐらいの骨粉を混ぜて与え、
9月上旬には2月より半分の量を施します。
窒素分が多いと葉が茂るばかりなので注意します。
・病虫害
テッポウムシ以外はほとんど心配ありません。
育て方のポイント!
・枝葉が細かく密につき芽吹く力も強いので生け垣に適しています。
・日当たりが良い場所から半日陰の場所で栽培します。
・真夏に水切れすると、翌年の花つきが悪くなるので気をつけます。