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サルスベリの育て方|日当たり、風通しの良い場所で栽培

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サルスベリ、祇園にて


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サルスベリ、真夏の白い花も美しい


科名:ミソハギ科
形態:落葉高木
英名:Crape-myrtle
学名:Lagerstroemia indica、
原産:中国

「サルスベリ」という名の由来は、
古い樹皮が剥がれると、すべすべした幹肌になるため、
サルが登っても滑るほど、ということでつけられました。

サルスベリは百日紅(ヒャクジツコウ)とも呼ばれ、
花が7月~9月の真夏の盛りにも、
次々と咲き続けるため名づけられました。

・品種
園芸品種には、シロサルスベリ、
ムラサキやベニイロのサルスベリがあり、
近縁の品種では、シマサルスベリ、
オオバナサルスベリが代表種です。


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サルスベリの花は、近くで見ると可憐


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確かにサルが滑りそうな木肌


サルスベリ育て方 栽培方法

・苗選び
同じ品種でも、花の大きさなどに個体差があります。
葉の色つやが良く、花の数が多いものを選びます。
品種名のはっきりしたものを入手するのが無難です。

・植え付け
3月下旬~4月上旬が最適です。
日当たり、水はけ、風通しが良い場所で、
肥えたやや湿った土地を好みます。
移植を嫌うので、植え場所をよく選びます。

植え付けのときに細い枝を切り、
植え穴に堆肥、腐葉土を混ぜて、
やや高植えにし支柱を立てます。

・剪定
葉が落ちた12月~3月頃に行います。
こんもりと丸くなるように、強めに刈り込みます。
弱い枝、混んだ枝、ヒコバエを整理します。
この時期なら花芽を切り落とす心配はありません。

さらに3月頃の新芽が出る前に、
徒長枝を軽く剪定し、樹の形を整えます。
こうすると、春から伸びる新枝の先に、
たくさんの花が咲きます。

小さく仕立てたいときは、
好みの高さで、芯をとめます。

・増やし方
挿し木、接ぎ木、取り木でふやせます。
挿し木を行う場合は、3月、7~8月に行います。

新枝を10~15cmくに切り、一番下の葉は落とし、
その他の葉は半分にして鹿沼土に挿します。
根が出たら、3号ポットに植え替えます。

・施肥
花が終わった後、10月ごろに、
油かすと緩効性化成肥料を混ぜ、
2握りほど株元に施します。

・病虫害
日当たり、風通しが悪いと、
カイガラムシ、アブラムシ、うどんこ病が、
発生しやすくなります。
最近では、病害虫に耐性の強い品種も出ています。

kurukuru.gif育て方のポイント!
・日当たり、風通しの良いところで育てます
・剪定時期は、12月~3月頃が良いです
・移植を嫌うので、植え場所をよく選定しましょう