スイートバジルはタネから育てやすい
バジルがあると料理に新鮮で便利
バジル(バジリコ、Basilico 学名:Ocimum basilicum)は、
シソ科の一年草で、インド、中東が原産地です。
"ハーブの王様"と呼ばれるほど、
イタリア料理を中心に各国で活用されているハーブです。
一般的に「バジル」と呼ばれているのは、
こちらの写真のように、スイートバジルのことです。
その他に人気のあるバジルとしては、
マイルドで甘い香りのダークオパール、
矮性種で鉢植えにほど良い大きさのブッシュバジル、
レモンの香りが強いレモンバジルなどがあります。
バジルは、7月~9月に、穂状の白い小花が咲きます。
バジルの花言葉は、「好意的な」「神聖なる」「強壮」です。
バジル、トマト、ナスのパスタ
■バジルの育て方 栽培方法
・タネまき
バジルのタネまきは、4月~5月に適期です。
一般の培養土に2割程度腐葉土を混ぜて直まきにします。
または、赤玉土(小)6:腐葉土3:バーミキュライト1、
を用いると良いでしょう。
3号ポットなら2~3粒、
プランターでの直か植えなら、
20cm間隔で5~6粒ずつ点まきにし、軽く土で覆います。
水をじゅうぶんに与え、発芽するまで日陰に置きます。
・定植
発芽し本葉が2枚になったら間引きます。
株が安定して成長する6月頃、定植します。
少量の使用なら、苗を買たほうが安上がりです。
大きく育つので、9~10号鉢に3株、
標準プランター植えでも3株~4株を目安に植えます。
・ピンチ(摘心)
バジルは成長が速くてどんどん育つので、
丈が20cmくらいに生育したら、
先端を摘んで、わき芽を増やしましょう。
このピンチ(摘心)をしてあげると、
わき芽が出て、こんもりした、
ボリュームのある株に育ちます。
・置き場所
日当たりが良く風通しの良い屋外で育てます。
一年草なので冬には枯れます。
霜や寒風に当てなければ晩秋まで長く楽しむことができます。
・水やり
土が乾いたら、水をたっぷり与えます。
梅雨や、秋の長雨は、苦手ですので、
できるだけ当てないようにします。
・施肥
株が育ってきたら、緩効性化成肥料を月に1回、
あるいは規定量の液肥を与えます。。
・病虫害
アブラムシが発生することがあるので、
発生したら、すぐに除去します。
手袋をするかセロハンテープで捕りましょう。
・増やし方
タネまきと挿し木で増やせます。
発根率は、たいへん高いです。
■参照
・挿し木の方法
・利用方法
バジルはトマト、チーズとの相性がとてもよいハーブです。
花が咲く前の、葉が軟らかいうちに収穫します。
生で料理に使ったり、
陰干ししてドライハーブとして使います。
パスタやサラダ、肉料理など、幅広く利用できます。
バジルの葉が取れすぎたときは、
オリーブオイルに入れて、
バジルオリーブオイルを作っておくと、
料理にたいへん役立ち、美味しいです。
POINT!
・生長期に数回、わき芽を摘んでこんもりと育てる
・水、肥料切れに気をつける
・挿し芽で、簡単に増やせるので便利