シクラメンは、冬に出回る人気の花で、
花の数だけ花が楽しめる、冬の鉢花の女王です。
地中海沿岸から中近東が原産で、
春彼岸のころ開花する性質をもっています。
■シクラメンが咲かない枯れる理由は？
１．置き場所が適していない
シクラメンは、太陽光がさす窓辺で、
管理をしましょう。
生育や花つきをよくするには、
半日以上の日照が理想的です。
定期的に、鉢の向きを変えて、
日当たりにむらが出ないようにします。
冬は室内で育てることになりますが、
暖房のそばや温風の影響がないところに置き、
空中湿度を高めてあげるとよいです。
日中25℃以下、夜間7～10℃ほどにすると、
花が咲きやすくなるでしょう。
夜間の窓辺は気温が低くなるので、
保温性のある厚手のカーテンを利用したり、
窓辺から遠ざけるなどします。
室内の乾燥が気になるときは、
週に1～2回くらい霧吹きで葉水をあたえます。
２．水切れと過湿に問題がある
シクラメンの水やりの加減にはコツがいります。
鉢土の表土が白っぽく乾いたときに、
たっぷりとあたえます。
水をあたえる時間帯は、午前中がよいです。
葉や花に水がかからないように、
葉や茎を軽くもちあげて、
株元へ水を注ぐとよいでしょう。
底面給水鉢に植えられている場合は、
水の補給を忘れないように注意します。
タンクの水が1/3より少なくなったときは足します。
いずれも、鉢土がじっとりと湿ったままは、
根腐れしやすくなります。
３．鉢が清潔に保たれていない
シクラメンを元気に育てるには、
鉢の環境を清潔に管理をしましょう。
咲き終わった花や、古くなった葉などは、
こまめに摘み取る手入れをします。
茎の根元を持ち、ねじりながら引き抜きます。
葉にほこりがたまった時は、
月に1回くらい、暖かい午前中に、
ジョウロなどを利用して上から水をかけ、
ほこりを洗い流します。
