アリッサムのほのかな香りも魅力です
アリッサムは、秋から春または春から秋にかけて、
ガーデニングの人気アイテムです。
ほふく性で甘い香をもち、
多彩なスタイルで楽しめる草花です。
英名のスイートアリッサムで広く知られていますが、
日本名はニワナズナ、ニオイナズナなどと地味な名称です。
前向きで縁起のよい花言葉をもっています。
アリッサムは、寄せ植えにとても映えます
■アリッサムの苗を増やしたいときには?
1.タネまきをする
アリッサムのタネは市販されているものか、
初夏に採種したものをもちいます。
タネを入手したら、暖地では秋に寒冷地では春に、
それぞれの適期に播種しましょう。
タネはかなり細かいので、浅めの鉢をもちい、
底面給水させたものに、すじまきにします。
育苗ポットやセルトレイにに直まきして、
間引く方法でもかまいません。
用土は清潔なタネまき用培土などをもちいます。
アリッサムは直根性で、植え付け時に根を傷めがちです。
本葉が3~4枚ほど出たころに、
早めにポットなどに鉢上げしましょう。
2.挿し芽をする
アリッサムは西日本の温かい地域では、
春に挿し芽で繁殖させることもできます。
元気のよい枝を5~8㎝ほど切り、
下の葉を除いて水揚げします。
挿し木用培土や赤玉土などに挿して、
霧吹きで保湿して、管理をしましょう。
明るい日陰で育てるのが無難です。
芽が動き出して発根が確認できたころ、
鉢上げをして苗を育てます。
3.苗の育て方のコツ
アリッサムの苗が小さなころは、
半日陰になるような場所で管理をします。
タネから育てたものは、本葉が7枚ほどになったころ、
ピンチをします。
本葉が10枚近くになったら、定植しましょう。
挿し芽をしたものも同様に、わき芽を増やしておくと、
花がたくさん楽しめます。
いずれも、水はけのよい軽い土で育てるとよいです。
苗を植え付けるときは、根鉢を抜いた状態を保って、
根を痛めないように気をつけましょう。