アザレアは中国や日本のツツジなどを、
ベルギーやオランダなどで室内観賞用として、
品種改良された鉢花です。
生育適温は5～10℃で、
寒冷地では屋外の冬越しは出来ません。
耐寒性がないので、庭植えには向きません。
管理のしやすい鉢植えで鑑賞してください。
植え替えを済ませたら、
日陰か半日陰において休ませます。
■アザレアの植え替えの注意点は？
１．根をよくほぐす
アザレアの開化鉢は、温室で促進栽培されたものが大半です。
根の生育がとても活発なので、鉢に根が回りやすいです。
鉢から株を抜いたら、団子状に固まった根鉢を、
竹串などを用いてほぐしましょう。
通気性のよい環境を好むので、
根がじゅうぶんはれるようにします。
伸びすぎた根は切り詰めます。
２．酸性土に植え付ける
アザレアは、酸性の土を好みます。
用土はサツキやツツジと同様に考えてよいです。
草花用の培養土は避けた方が無難です。
鹿沼土のみ、または鹿沼土にピートモスを、
2～3割くらい混ぜた土を用いましょう。
植え替えのときには、元肥をほどこさないで行います。
３．根を乾燥させないようにする
アザレアは乾燥した環境がたいへん苦手です。
日頃の水やりがじゅうぶんでないときでも、
つぼみを落としたり、葉に元気がなくなったりします。
植え替えの作業をする時は手早く行い、
根を乾かすことのないように気を配りましょう。
バケツに水をはって、土を流すようにしてもよいです。
ひと回り大きめの鉢を用いて
素焼きなどの通気性がよいものがよいでしょう。