スズランエリカ
エリカは、ツツジ科エリカ属に属する草花で、種類が豊富です。
耐寒性のあるエリカは、日本の気候でも育てやすいものが多く、
人気の草花の1つとなっています。
そんなエリカの開花期は、11月~3月いっぱい頃。
エリカの種類は豊富にあるので、その種類によって前後しますが、
長く花が楽しめるものも多く、家庭での栽培に向いています。
エリカ コロランス
■エリカの植え替えは?
1.購入鉢の植え替え
葉色の濃い時は、エリカが順調に生育している証拠です。
花の数が減り、葉の色が薄く、黄緑色に変色してきている場合は、
根詰まりが原因だと思われます。
通常、市販されているエリカの鉢は、
1~2年ほど、植え替えされずに出荷されています。
なので入手した時に、既に、根詰まりになっていることが多いです。
そのため、花の終わり頃に、植え替え作業&切り戻しを行います。
2.花後の植え替え作業
花が終わったら、新芽が動き出す前の4~5月に植え替えます。
1~2年に1回、根が鉢底から出ているようなら植え替えます。
根鉢を少し崩して、伸びすぎた根はハサミで切り、
一回りから二回りほど、大きな鉢に移し替えます。
また、同時に枝を切り戻しておくと、
来季、葉色も良好に、花つきも良くなります。
3.植え替えに使う用土
酸性土を利用します。
鹿沼土にピートモスを2~3割混ぜると具合が良いようです。
エリカは、植え付け、植え替えに元肥はいりません。
鹿沼土小粒や、中粒などの、
単用で植え付けすることもできますが、
単用ですと、水はけが良くなりすぎるので、
水やりの回数が増え、水切れのリスクも高まります。
4.水切れに注意する
過湿までは行かないものの、エリカには、ある程度の湿度が必要です。
水切れを起こしたエリカは、新芽の先端が下を向き始め、
徐々に株全体が乾燥してしまいます。
指で触れただけで、葉が落ちてしまうこともありますので、
用土の表面が白っぽくなったら、すぐに水を与えるようにします。
このことからも分かるように、
鹿沼土小粒または中粒を4、赤玉土の小粒または中粒を3、
ピートモスや、腐葉土などを3の、配合土(酸性用土)を、
使用するようにして、水持ちを良くし、
水切れを起こしにくい環境を作り育ててみてください。
■参考
・エリカの花が咲かない理由は?
・エリカの花が落ちてしまう理由は?
・エリカの花後の手入れの仕方
・エリカの栽培 夏越しと植え替えが大切