フリージアの原産地は南アフリカの温暖な地域です
また、半耐寒性の球根植物とされていますが、
日本の冬は厳しく、冬越し対策が必要です。
◎フリージアまつりに学ぶ
日本におけるフリージアの産地は、八丈島で、
毎年3月下旬から4月上旬まで、約35万本、
赤、白、黄色、紫色、色とりどりのフリージアが見られる、
「フリージアまつり」が行われています。
来年2016年の八丈島のフリージアまつりは、第50回目です。
花を敷き詰めて作る、インフィオラータ(花絵)が見事です。
花に関するお祭りやイベントをチェックしていますが、
このお祭りは、一度は見に行きたい花の祭典ナンバー1です。
八丈島のフリージアは、冬越しが不要だと言われます。
八丈島の冬の気温を調べてみると、
最も寒い1月~2月でも、平均10度あることが分かりました。
八丈島は東京都に属しますが、内陸部の平均温度は約6度くらいです。
10度となるのは、3月頃ですので、いかに暖かいかが分かります。
また、関東はもちろんのこと、
多くの地域で冬越しが必要なのですね。
フリージアの紫系もきれいですね
■フリージア 冬越し
植物の性質は、原産地に由来することが多く、
品種改良されても耐寒性などは大きく変わらないものです。
フリージアは半耐寒性植物ですが、
実際に育ててみると、寒さにはかなり弱い植物です。
1.寒害の現れ方は?
フリージアが寒害に遭うと、まず目につくのは葉の先の変色です。
徐々に赤くなり、放っておくと枯れてしまいます。
特に鉢土が凍らないようにすること、
霜の被害にあわないようにすることが大切です。
また、寒さに当たると、
生育が滞り蕾の数も減ってしまいます。
蕾がきれいに多くついているのが生育の良い状態です
2.フリージアの冬越し
南向きの暖かい軒下などが、冬のフリージアに適した管理場所です。
鉢植えならば、ベランダなどに移動して管理します。
庭植えでは、寒害を受けやすくなるので、
腐葉土やわらなどでマルチングしたり、風除けを設けます。
厚手の透明ビニールで覆いをかけるのも効果的でした。
極端に寒い地域の場合は、霜が降りる前に、
日当たりの良い室内で管理するといった方法も有効です。
日照の良い窓辺に置くと、花が早めに開花します。