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フリージアの増やし方は?

  • 投稿日:
  • by flower777
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Freesia (4).jpg
八丈島 フリージア畑


フリージアは植えた球根の周りに新しい球根がつき、
それを分けて増やしていきます。

新しくできた球根は、植え付けたものほど、
大きい球根に育つことがほとんどありません。

そのため、花が咲くほど充実した球根に育てるまで、
通常2年~3年ほどかかります。

新しい球根に、早く花をつけさせるためには、
できる限りその新しい球根を肥らせることが重要になります。

花後の管理の仕方により、球根の肥り方が変わりますので、
開花後から掘り上げまでの手順を紹介します。


Freesia (11).jpg
紫系のフリージアも素敵です


■フリージアの増やし方

・花ガラ摘み
フリージアは、1本の茎に複数の花を咲かせます。
花が咲いたものの中で、傷んできたものがあれば、
順次摘み取るようにします。

花ガラを取ることにより、花が葉などに付着して傷んだり、
病気にかかったりするのを防ぐことができます。

また、花ガラを放置すると球根がうまく肥らないこともあります。
球根の消耗も激しくなるので、必ず花ガラは摘み取るようにします。

花後は、花の茎を根元から切り、葉は残すようにします。

葉は、光合成をして球根の養分を作ってくれるのです。
ですので葉を切ってしまうと、球根が肥れなくなるので、
切らないように注意します。

・堀り上げ
5月~6月頃になると、だんだん葉が黄変し枯れ込んできます。
この時期が、球根を掘り上げる適期です。

球根を傷つけないように注意しながら、球根を掘り上げます。
土をきれいに落としたら、
古い球根の周りに小さな球根が育っているでしょう。

この小さな球根が、新しい球根なのです。
古い球根からできたての新球根をはずして、バラバラにします。
古い球根はここで役目を終えますので、
新しい球根とは分けておき、処分します。

・陰干しと保存
球根を陰干しし、ネットなどに入れて冷暗所で保管します。
秋になったら、また植えつけることができます。

花を咲かせることはできませんが、翌年の掘り上げの時期まで、しっかりと球根を肥らせましょう。
フリージアは、連作障害の出やすいアヤメ科の植物です。

地植えの場合は、前年にフリージアを育てていない場所に植え付けましょう。
鉢植えの場合は、必ず新しい用土を使って植えつけるようにしましょう。

■参考
・フリージアの育て方 新しい培養土、用土に植えると安心