香りも形も美しいです
クチナシは、6月上旬頃からは、花が楽しめ、
10月~1月にかけて、実(果実)が鑑賞でき、
1年に2回の楽しみがあります。
品種もさまざまあり、日向~半日陰程度の場所でも育てられるので、
あまり場所にもとらわれず、庭の一角でクチナシ栽培が楽しめます。
こちらでは、クチナシの植え替えのコツについて、紹介します。
年に2回ある植え替えのうち、特に冬の植え替えは失敗例も良く耳にします。
実は眺めても素敵、お料理にも
■クチナシ 植え替え
美しい花を咲かせようと、新しい用土で植え替えて、
枯らしてしまったなどということのないように、
下記を参考に、植え替えを行ってみてください。
1.クチナシ 植え替えの適期
植え替えに適した時期は、1年に2回あります。
まずは、10月~11月、そして、5月~7月上旬です。
注意したいことは、「半耐寒性」ですので、
10月~11月、冬の植え替え適期は少し早めに作業します。
あまり冷え切らない内に、植え替えを終わらせておくのがポイントです。
初心者のかたは、春に植え替えたほうが安心です。
2.クチナシの植え替えコツ
クチナシは、半耐寒性の常緑性の低木に属します。
この「半耐寒性」であるのがポイントですので、
植え替えの適期は、必ず守るようにしてください。
クチナシは、根のダメージにたいへん弱い植物ですので、
植え替えのときに、全て古い用土を落として、新しい用土を使うと、
生育が悪くなり、枯死してしまうこともあります。
根鉢を崩さずに、そのまま、二回り程度大きな鉢に植え替え、
根の扱いには十分に気を付けてあげましょう。
また、使用する土は、元肥を入れた赤玉土(小粒)と、腐葉土の、
配合土を使用します。大体、7:3くらいの割合が良いでしょう。
3.同じサイズの鉢に植え替える場合には?
クチナシをコンパクトに育てたい場合など、
同じサイズの鉢に植え替える場合は、
根鉢を全く崩さないのではなく、
軽く、表土の1~2割程度を崩してから植え付けていきます。
また、枝葉の剪定を軽く行い、
枝葉からの蒸散を抑えるようにすると、
早い段階で上手く根付いてくれます。